キャッシングコラム

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やむなく10万円をキャッシングして運送会社の仕分けのバイトで返済

バイトで借金を返済する

僕は愛知県で一人暮らしをしている大学生です。今年、仕送りのお金を使い込んでしまい、家賃が払えなくなって、急遽消費者金融でキャッシングをしました。僕のその借り入れの体験談をお話しします。

借金だけはするなと言われていたが…

うちの親は借金に関してはかなり厳しい人間で、子供の頃から「借金だけはしたらいかん」と言われて育ちました。また、お小遣いもほとんどもらえなくて、とにかくお金に関してはシビアでした。

なので、仕送りのお金を使い果たしてしまった…などと言ったら、激怒することはわかっていました。仕送りを追加してもらうこともできないし、親からお金を借りることもできない…というわけで、僕はキャッシングをするしかありませんでした。

スマートフォンのアプリで借りる

今の大学生なので、こういう情報はすべてスマートフォンで検索します。そうしたら、アコムだったらアプリをダウンロードして、すぐに借り入れができるということでした。学生でもアルバイトをしていて20才以上だったら、10万円くらいは割とあっさり借りられる…ということが、キャッシングの情報サイトに書かれていました。

僕はその時点で大学2年生で、アルバイトの勤続年数も1年以上ありました。また、シフトも結構入っていたので、大学生ですが月収は8万円ありました。なので、これだったら10万円の借入審査くらいは通るだろうと思っていました。そして、実際にすぐに通りました。

月収8万円で、なぜ借金が必要だったのか?

「それだけ稼いでいて、何でキャッシングが必要になったのか?」と思われるかも知れません。もちろん、これは買い物をし過ぎたからです。友達との飲み会、合コン、服を買うお金、美容院の代金、楽器のお金、音楽スタジオでの練習の費用…と、とにかくお金がかかることばかりしていました。

「よくそれだけ遊んで、アルバイトもそんなにできたな」と思われるかも知れませんが、この辺は要領よくやっていました。大学の講義は友達とタッグを組んで、一人が5人分の出席カードを書くというのを、複数の講義でやっていました。すべての講義でそれができるわけではありませんが、先輩からそれがやりやすい講義を教えてもらい、それで単位をどんどん取っていたのです。(キャッシングでいうと、いわゆる審査が甘い業者・ブランド・銀行を探すような感じですね)

空いている時間は、昼寝していたり軽音楽部の部室で練習したりしていました。(先ほど音楽スタジオと書いたのは、軽音楽部とは別で、外でバンドも組んでいたからです。ドラマーだと、割と誰とでもすぐに組めるのです)

ということで、一応遊びながら、働きながらでも単位はしっかり取れていました。ただ、それでもやはりお金が追いつかなくなり、仕送りも使い込んでしまった…というわけです。

1時間程度で、すぐに借りられた

借り入れの審査にかかった時間は、正直覚えていません。しかし、すぐに借りられたという印象があります。多分1時間程度だったでしょう。

アルバイト先に在籍確認の電話はありましたが、仲のいい先輩しかいない職場だったので、普通に「今日アコムから電話が来ると思うので、よろしくお願いします(笑)」などと言っていました。

先輩も「アホかお前、早く返せ」と笑っていうだけで、職場バレとかは一切気にしなくてよかったですね。そういう点では、僕はアルバイト先にもかなり恵まれていると思います。(過去形ではなく、今も働いています)

そんな感じだったので、普通勤務先への在籍確認の電話というのはかなりビクビクしながら受けるものだと思いますが、僕の場合は簡単でした。先輩が電話を取って「はい、少々お待ちください」と言って、ニヤニヤしながら「吉田さんから電話(笑)」と言っていました。吉田さんというのは仮名で、電話口でアコムのスタッフさんが名乗られた名前のことです。

(本当は別の名前を名乗られていました)

こんな感じで、職場への在籍確認の電話も、僕の場合はあっさり終わりました。日頃から恥ずかしことを隠さずいろいろしゃべりまくっていたので、それが良かったのかなと思います。もちろん、借金などしないですむのが一番いいのですが、したらしたで別にいいんじゃないかなと思っています。

借金返済のためのアルバイト

そんな仲のいいアルバイト先でしたが、シフトはすでにいっぱいでした。やはり居心地のいい職場なのでみんな働きたがって、思うようにシフトには入れなかったのです。それでも月収8万円稼いでいたら、相当入っていた方ですが…。

というわけで、何か別の仕事をして借金を返済する必要がありました。来月の家賃も払わないといけないし、支出を減らすのが本当は一番よかったのでしょうが、バンドは辞めたくなかったし、今後のライブも考えると、むしろ出費はさらに増えそうだったし…。ということで「たくさん稼ごう」という発想になりました。

(こういう僕みたいな人間が、年収1000万円になっても貯金ゼロという、意外と多いらしい「高収入貧乏」になるんでしょうね)

運送会社の仕分けの日払いのアルバイト

それで僕が探してきたのは、某大手の運送会社の仕分け作業のアルバイトです。トラックが遠方から運んできた荷物を、エリアごとに仕分けする作業ですね。

仕分けというと軽い荷物のように聞こえますが、まったく違います。大型のダンボールは当たり前mですし、業務用のタイヤとか巨大な柱とか、とにかくワケの分からない物がいろいろ運び込まれてきました。ホームセンターの商品のような物は、一通り来ると思っていただくといいでしょう。

もちろん、小さくて楽な荷物もありましたが、基本的には終始力仕事でした。体力はあまりなかったので、正直きつかったです。

しかし、日払いで毎日4000円もらえるというのは、当時の僕にとってはありがたかったです。借金したお金は10万円だったので、単純計算で「25回働けば、完済できる」ということでした。毎日は働けなかったので、月12日程度で2ヶ月…という風でした。

10万円を2ヶ月で完済というのは、大学生としては早いのか遅いのかわかりません。しかし、とりあえず利息もほとんどかからなかったので安心しました。アコムは初回30日間無利息でキャッシングができたので、それもありがたかったですね。

節約・倹約も考えたが…

今回、僕のキャッシングの体験談を書かせていただくにあたって、体験談というのはどうやって書けばいいんだろうと思い、他の方のネット上の口コミ・評判や体験談を読ませていただきました。

それらを読んでいると、一部の借入超過者・多重債務者の方々を除外すれば、「キャッシングをきっかけに、まじめにお金について考え節約をするようになった」というような内容が多いように感じました。

確かに僕も倹約を考えたのですが、やはり自分には無理だなと感じました。倹約の精神はいいと思いますが、結局削れる金額というのは、たかが知れていると思います。それよりはむしろ、ガンガン稼ぐ方がいいなと思っています。(もともとそういう荒っぽい性格ということもあるのでしょうが)

今回日払いで毎日4000円という現金を手にするのは、正直快感でした。何となく「大学の勉強って、意味ないのでは」とも思ったくらいです。学費を払ってくれている両親に悪いので、中退はせずにこのまま通うつもりですが…。それでも「一番大事なのは、お金を稼ぐことでは?」と、率直に言って思いました。

こういうことを言うと眉をひそめる大人の方もいるのかも知れませんが、何も先入観を持たないで考えると、お金を毎日手にできる生活というのは、やっぱり気持ちいいし楽しいと思います。原始人で言うなら、毎日狩猟の成果をあげて嬉しい…という感じでしょう。ライオンだったら、毎日シマウマを倒して嬉しい…という感じでしょう。何が悪いのだろうと思います。

というわけで、僕は節約して支出を減らすよりも、何らかの方法でお金持ちになりたいと思うようになりました。今はどうなればいいのかいろいろ勉強中です。大学の勉強はつまらないですが、こういう勉強は楽しいです。

こういう考え方の切り替えができるようになったという点では、消費者金融でキャッシングをしたのも良かったかなと思っています。消費者金融の方々にも、運送会社の方々にも、もちろんアルバイト先の先輩にも感謝しています。

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