キャッシングコラム

「キャッシングコラム」のコンテンツ

奨学金の返済がきつい!キャッシングで乗り切った

奨学金のイメージ

僕は、奨学金の返済をキャッシングによって乗り切りました。僕と同じように奨学金の返済で困っている方はかなりいると思いますが、そうした方の参考になればと思い、僕の借り入れの体験談を書かせていただきます。

就職直後は生活がギリギリで…

これは誰でもそうだと思いますが、僕も大学を出て就職した直後は、生活が完全にギリギリでした。実家から会社に通っている友達などは平気そうでしたが、僕は東京で一人暮らしをしていたので、生活するだけでかなりカツカツでした。

大学時代は一人暮らしをしていなくて、就職してから初めて一人暮らしをした…というのも大きかったですね。一人暮らしで、どれだけお金がかかるか知らなかったのです。一応、数字とかデータでは知っていましたが、実感は乏しかったわけですね。

生活してみると、たとえばキッチンの水道管で水漏れが起きて、交換のための費用がかかったり、鍵をなくして、鍵の交換料で2万円くらい取られたり…というように、予想外の支出が相次ぎました。

加えて、会社の同期の新入社員の人たちから飲み会に誘われることも多く、どんどん出費が増えていったのです。

やりがい重視だったので、お給料も安かった

また、僕の仕事の選び方にも原因があったのですが(後悔はしていませんが)、僕は就職活動の時、いわゆる「やりがい重視」で選びました。そこで、小さい会社ではあるものの、独自の価値がある仕事をしている、今の会社に入りました。

それはよかったのですが、やはりお給料が安いんですね。もともと新入社員の初任給など、東証1部の上場企業でも安いと思いますが、僕の場合は17万円程度しかなかったのです。それは生活も苦しくなりますよね。

自然と、奨学金の返済ができなくなった

僕の奨学金の借り入れは、250万円ありました。大学時代にも一応多少は返済していたのですが、卒業時点で残ったお金が250万円でした。

もともと超低金利なので、利息は大したことはなかったのですが(少なくとも、これだけの高額借入にしては、かなり少ない利息でしたが)、それでも払えなくなって、数ヶ月滞納してしまったのです。

滞納していたら、督促状が届いた

2ヶ月か3ヶ月だったと思いますが、支払いに遅延・延滞しているうちに、自宅に督促状が届きました。「親展」とか「重要」と赤字で書かれていて、見た瞬間「うわ、ヤバそう」と思いました。

実は、僕は人生で生まれて初めて、こういう督促状や催促状の類をもらったのです。これまでクレジットカードの支払いでも滞ったことはなかったですし、携帯料金の支払いなども、すべて遅れずきっちりとしていました。

それだけに、督促状に対する免疫がなかったんですね。学校で初めて叱られた子供…みたいな感じでした。どのくらいやばいレベルなのかはわからないまま、とりあえず「すぐに返済しよう」と思い、キャッシングでお金を借りることにしたのです。

消費者金融で20万円借りて、それで解決

すでに正社員として、それなりの会社に勤務しているということで、消費者金融の審査はあっさりと通りました。本当にあっさりでした。30分か45分程度で終わったと思います。

唯一の難関は勤務先への在籍確認の電話でしたが、お金を借りようとした日が日曜日で、勤務先が閉まっているのでどうすればいいか、消費者金融の方に相談しました。

そうしたら、「勤務先の保険証と給与明細書を提出してくれればいい」ということで、身分確認資料とは別にこれも提出しました。あと、念のために本人確認資料もいくつか追加して、運転免許証・パスポート・保険証と、3種類全部提出しました。

(スタッフさんからしたら邪魔だったかも知れませんが…)

そういう必至の努力が実ったのか、在籍確認の電話なしでも無事に審査通過できました。すべての消費者金融がこのようなシステムでやっているのかは知りませんが、少なくとも僕の場合はこれでOKでした。これまで、クレジットカードの返済なども一度も遅れたことがなかった…というのがプラスだったのかも知れません。

「奨学金の返済のため」とは言わなかった

キャッシングの理由ですが、「損害金の支払いのため」という本当の理由は、あえて言いませんでした。奨学金とは言え、借り入れを借り入れで返済するというのは、まずいと思ったからです。

実際、奨学金の返済のために消費者金融で借りるというのが、借入審査でどのように評価されるのかはわかりません。しかし、僕が「パソコンの購入のため」という理由で審査通過できたということは、この理由は少なくとも、NGではないということだと思います。

「生活費のため」と言わなかったのか、と思われるかも知れませんが、これもやめた方がいいと思ったのです。というのは、『闇金ウシジマくん』を大学時代に読んだ時「生活費の借金は返って来ない」という、お金を貸す側のセリフがあって、それが印象に残っていたからです。

「生活費のためのキャッシングって、真面目な気がするけどダメなんだ」と思い、印象に残っていました。真面目なのはいいけど、すでに生活自体がやばい状態だから、返せないだろう…という意味なんでしょうね。

何はともあれ、そのような知識があったので、一応資金使途として「生活費」と答えるのは避けました。「仕事のために、パソコンを購入する」という利用用途だったら、その後も真面目に働いて返済する感じがするし、これが一番いいかなと思いました。(あくまで素人の考えなので、キャッシングの知識がある人からしたらどうなのかわかりませんが)

奨学金を借りてまで、大学に行く価値があるか

僕が今回、奨学金の支払いのために借り入れをして思ったのは、今の時代、奨学金という名前の借金をしてまで、大学に通う理由が本当にあるのだろうか、ということです。

昔の日本だったら、大卒として就職すれば、それで終身雇用で身分もお給料も保たれ、一生安泰だったのでしょう。しかし、言うまでもなくそんな時代は終わっています。

カーネギーが資産家になる条件として大学を出ていないこと(高等教育を受けていないこと)を挙げたらしいですが、大学を実際に出てみて、何となくわかる気がします。

結局、勉強とか研究ができるということと、実際に社会でお金を稼ぐということは、まったく別物なのです。大学生がマーケティングがどうとか、イノベーションがどうとか言っても、それはすべて机上の空論だなと、今回のキャッシングで、体の実感として感じました。

もちろん、僕の力不足が原因であって、大学教育が悪いというわけではないのですが、「いろんな経済用語並べても、結局お金がなくて借金してんじゃん」と、自分で自分のやっていることに、送っている人生に違和感を覚えたものです。

本気で勉強をしたい学生だけが、奨学金を借りるべき

ただ大学に行くというだけなら、別に本気でなくてもいいと思います。しかし、奨学金という借金をするなら、本気で学問をする予定の人でなければ、意味がないと思います。借り入れに頼らなくていいくらいの余裕があるなら、そこまで真剣に大学進学をとらえる必要はないのですが、奨学金を借りるのであれば、真剣に「行く意味」を考える必要がある…と思うのです。

もし「大卒の方がお給料がいいから、今後の収入のために大学に行く」というなら、明らかに間違っています。高卒より初任給が高いといっても、所詮2万円か3万円程度高いだけだからです。このような金額は投資や起業で少し成功した方なら、ほとんど誤差のようなレベルでしょう。

なので、もし「お金のため」という理由で大学に行くのであれば、行かないですぐに働く方がいいと思うんですね。働いて、社員の使い方などを現場で学びながら、お金を貯めて、できるだけ早いうちに独立する…というのが、一番稼げる道だと思いました。

以上、少々大学論とか人生論のような内容も混ざりましたが、これが僕のキャッシングの体験談です。どなたかの参考になれば、とても嬉しいです。

キャッシングコラムに関連するその他の記事