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事業資金が足りない。会社経営者のためのお金を借りる方法まとめ

資金繰りのイメージ

会社の経営を軌道に乗せるために、運転資金を借りたい―。というニーズでキャッシングをする経営者の方々も多いでしょう。ここではそうした時の借り入れについて、知っておくべきポイントをまとめます。

消費者金融の「ビジネスローン」がおすすめ

まず、一番おすすめなのは消費者金融が提供するビジネスローンです。理由は下の通りです。

  • 銀行の事業者向けローンよりも借りやすい
  • 最短即日融資も可能
  • 事業用なので、100万円以上の高額でも借りやすい

ということです。銀行の審査が厳しいのは、カードローンでもそうですが、ビジネスローンでも同じです。一方、消費者金融の場合は事業者向けローンでもある程度審査に通りやすくなっています(銀行と比較したら、ですが)。

また、消費者金融が提供する事業用の融資であれば、銀行とは違って最短即日融資も可能となっています。銀行だったら1週間~数週間かかることもざらなので、特に急ぎで事業資金を借りたいという時には、圧倒的に消費者金融の事業者向けローンの方が有利となっています。

また、通常の消費者金融のキャッシングの場合は「最大でも50万円」という借入枠になることが多いですが、事業者向けローンでそれでは当然足りないので、100万円~300万円程度一気に借り入れできる…というケースも多いです。もちろん、その人の信用度(クレジットスコア)次第ですが、特に高額借入ができるという点で、通常の個人向け融資より、断然有利ということです。

以下、具体的に消費者金融がどのようなビジネスローンを用意しているのか、それを説明していきます。

プロミス「自営者カードローン」

まず、一番おすすめなのはプロミスの「自営者カードローン」です。理由は下のようになります。

  • 実質年率(金利)が一番安い
  • 資金使途に「生活費」も入っている
  • 提出する決算書が「1期分」でもOK

ということです。プロミスの自営者カードローンの金利は「6.3%~17.8%」。一方、アコム・アイフルの金利は下のようになっています。(ビジネスローンの金利です)

  • アコム…12.0%~18.0%
  • アイフル…6.0%~18.0%

まず、アコムは上限・下限のどちらの金利でも「プロミスより高金利」というのがわかるでしょう。アイフルについては「下限金利は、プロミスより若干低金利」となっています。しかしアイフルの最高限度額は「500万円」で、プロミスは「300万円」という点に注意が必要です。

キャッシングの世界では、事業用でも個人用でも「借入金額が大きいほど低金利になる」という法則があるんですね。つまり、最高融資枠が大きいアイフルのビジネスローンは、プロミスの自営者カードローンより、下限金利が低くなるというのは当たり前なのです。むしろ「最大限度額300万円でも、アイフルの下限金利とほぼ変わらない」という点では、プロミスの下限金利の方が安いわけですね。

こうした金利の低さで、プロミスの自営者カードローンは特におすすめといえます。

アコム「ビジネスサポートカードローン」

アコムの事業者向けローンは「ビジネスサポートカードローン」といいます。金利は先に書いた通り、プロミスと比較するとやや高いです。

ただ、アコムのビジネスサポートカードローンのメリットは「資金使途・自由」となっているということ。アイフルのように「事業性資金だけ」という縛りもありませんし、プロミスだと「事業費・生活費」となっていますが、それよりもう少し幅広く使える…ということですね。

アイフル「事業サポートプラン」

アイフルのビジネスローンは「事業サポートプラン」というサービス名です。最高融資枠が500万円で、アコム・プロミスより大きいのがメリットとなっています。つまり、300万円以上の高額の事業性資金を借りる必要がある…という人におすすめです。

(おすすめというより、プロミス・アコムでは300万円以上はそもそも対応できないということですね)

そのように「高額借り入れができる」というメリットがありますが、ここまで書いた通り、金利面では不利です。また、下のようなデメリットもあります。

  • 利用用途が「事業性資金」だけである(生活費などは不可)
  • 法人の場合、2期分の決算書が必要

決算書については、プロミス・アコムの場合「1期分」でOKなので、アイフルの方が提出書類・経営年数の面で、審査が厳しいというわけです。

以上、消費者金融の大手のビジネスローンについて、紹介してきました。ここからは「通常のキャッシングではなく、ビジネスローンで借りるべき」理由を書いていきます。

通常のキャッシングは「事業性資金不可」

そもそも、通常の個人向けキャッシングというのは、事業性資金での借り入れは不可となっているんですね。ごく稀に「OK」という借入先もあるようですが、大手の銀行カードローン・消費者金融ではほぼないと思ってください。

「資金使途自由」となっているが…

「利用用途自由」と書かれている消費者金融や銀行カードローンであっても、それは同じです。この「自由」というのは「事業性資金でなければ」という意味であって、どこかに小さく「事業性資金での利用は不可です」ということが書かれています。

キャッシングの知識がない人は、この「資金使途自由」という文面を見て、「おお、ビジネス用でもいいのか」と思ってしまうことがあるかも知れませんが、この点は注意してください。

なぜ「事業性資金」はダメなのか

これは一般的な感覚でもわかると思いますが、事業性資金を、消費者金融などのキャッシングで借りる時点で、経営がかなり危ないといえます。つまり、いつ自己破産してもおかしくない…と思われてしまうわけです。

実際そうですよね。まったく経営に問題ない方であれば、銀行の事業融資や、消費者金融でもビジネスローンからお金を借りることができるわけですから。「それができない」ということは、相当経営が危険な状態である、と判断されても仕方ないというわけです。

ビジネスローンがあるから、問題なし

とは言うものの、そもそもここまで書いてきた通り、「ビジネスローン」という事業専用のサービスが、消費者金融でも提供されているわけですから、そちらで借りればいいだけの話なんですね。普通の個人向けキャッシングが「事業性資金不可」となっているからといって、デメリット・短所は何もないわけです。

そして、上に書いた通りビジネスローンでも融資を受けられないということは、「そもそも、経営自体の問題」であって、消費者金融などのサービスが悪いということではないんですね。

法人のお金の借り方 公的融資や銀行借り入れ

法人がお金を借りたいという場合、公的融資を受けたり、銀行からお金を借りるという方法が、普通はメインになります。ここまでは消費者金融の事業者向けローンなどを紹介してきましたが、ここからは、これらの方法について書きます。

公的融資にはどんなものがある?

事業者向けの公的融資には、主に下の3種類があります。

  1. 日本政策金融公庫
  2. 制度融資
  3. 商工組合中央公庫

いずれも国・もしくは市区町村などの地方自治体が運営しているものなので、銀行の事業者向けローンよりもはるかに低金利で借りられます。また、審査についても銀行は「担保がないと融資できない」など、審査が厳しくなる傾向がありますが、これらの公的融資は、零細事業者でも比較的審査に通りやすくなっています。(その分、税金が使われているという問題もあるのですが)

銀行融資を通過するためのポイント

個人事業主や法人経営者の方が、銀行融資の審査を通過するためのポイント―。これは一覧にすると下のようになります。

  • 節税のために利益を圧縮せず、利益を大きくすること
  • 役員報酬は、高過ぎず低過ぎない金額に設定すること
  • 資本金と現金預金を一致させるか、預金の方を多くすること

ということです。利益が大きい方が信用される、というのは言うまでもないでしょう。その分法人税・所得税を多めに払うことになってしまいますが、銀行の融資がどうしても必要なのであれば、これはやむを得ません。

役員報酬は、高すぎると金銭感覚がおかしいと思われますし、安すぎても「大丈夫だろうか」と心配されてしまいます。そのため、年収で300万円~500万円など「一般的なライン」に納めましょう。

資本金と現金預金については、一致していないことがしばしばあります。「資本金を取り崩す」と、当然現金預金は減っていきますからね。あるいは最初から「見せ金」として、資本金を入れた…というケースもあります。

どちらにしても融資する銀行の側からしたら「危険」なので、現金預金は「資本金と同じか、それ以上」必要と思ってください。

ファクタリングやソーシャルレンディングなども!

ファクタリングとは、「債権」「売掛金」などを、ファクタリングの専門企業に買い取ってもらうというサービス。アイフルのグループである「ビジネクスト」などが人気です。

債権というのは「借金」ですね。ただし「こちらが借りている」のではなく「貸している」お金です。それを返してもらえない時に、ビジネクストなどのファクタリング会社に「それを売れば」、あとはあちらが回収してくれるというわけです。

もちろん、手数料はかかるのでその分損します。しかし「今すぐお金が必要」な時は、これで資金調達ができますし、「回収にかかる手間・コストを考えたら、割安になる」ということも多いです。実際、銀行カードローンなども回収はこうした「債権回収会社」に任せることが多いです。

また、「ソーシャルレンディング」で資金調達する…という方法もあります。ソーシャルレンディングは「個人間の貸し借り」と言われますが、事業者向けの貸し借りも多くあります。メリットは金融機関を仲介させないので、お互いの利益が大きいということ。

借りるこちら側は「低金利」で借りられますし、融資するあちら側も「どこかの株の配当金より、遥かに取り分が大きくなる」というわけです。

ただ、デメリットもそこにあり「金融機関が間に入らないということは、騙されるリスクもある」ということです。そのため、最近では「ある程度、間にソーシャルレンディング専門の会社が入る」というパターンが定着しています(ヤフオクのヤフーのようなものです)。

何はともあれ、このような資金調達の方法もある…ということを知っておくといいでしょう。

会社の運転資金を借りるポイント・まとめ

会社や個人事業の運転資金を借りる方法は、ここまで書いた通り、いろいろあります。ただ、いずれにしても重要なのは、一時しのぎのつなぎ融資には、限界があるということです。つまり、資金繰りも確かに大事なのですが、そもそも「運転資金が足りなくなった根本的な原因」を解決できていなければ、また何度も同じことを繰り返す…ということですね。

虫歯の治療と同じで、「そもそも歯磨きができていない」のであれば、何度治療してもまた虫歯になるのです。つなぎ融資はあくまで「治療」であって「健康体」になるには(つまり健全な経営に戻すには)また別の努力が必要…ということです。

もちろん、このようなことは「言われるまでもなく」わかっているでしょう。しかし、確かなことは、多くの個人事業主・自営業や法人経営者・会社代表者の方々が、その「わかっている」ことを実践できずに、廃業・倒産していく…ということです。

松下幸之助の名言で「商売は必ず儲かる」というものがありますが、これは私心にとらわれず、自分や自分の会社がやるべきことが何かをわかっていれば、事業が失敗するはずがないというものです。(正確には、多少の失敗はあっても、いつかは成功するということです)

資金繰りのために、ビジネスローンやファクタリング・公的融資などを利用するのも、もちろん良いことだし必要なことです。しかし、そうした状態が長引かないよう、上に書いた松下幸之助の言葉のような考え方も意識して下さい。

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