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【在籍確認~返済まで】キャッシングで勤務先の会社へ連絡がいくことはある?

会社で電話連絡を受ける

キャッシング審査では、勤務先への在籍確認の電話が必須です。なので、お金を借りる時には「会社に電話がある」というのは、間違いありません。しかし、それによって会社バレ・職場バレするということはないので、その点は安心して下さい。

在籍確認の電話とは?

在籍確認の電話というのは、「その申し込み者が、実際にその職場に勤務しているのかどうか、確かめる」という電話です。銀行法・貸金業法などの法律で決まっているわけではないのですが、これらの法律で「返済能力の調査義務」という条文はあるので、その「返済能力の調査」として、在籍確認をするわけです。

つまり、半分義務のようなものですが、法律的には、在籍確認はしてもしなくてもいいというわけですね。ちなみに、大手の消費者金融では、1960年代に、アコムが始めたのが先駆け…という説もあります。私が書籍で確認した限りは、『理解されないビジネスモデル 消費者金融』という本に書かれている、その事実が一番古いものです。

本人がその場にいてもいなくても大丈夫

勤務先への在籍確認の電話について、多くの人が心配するのは「自分がその場にいなければいけないのか?」ということでしょう。というのは、スピード借入をしたいという時、今日が休日だから申し込んだけど、今職場に電話連絡されても、自分が出ることはできないというパターンが多いからです。

かと言って「仕事がある日に審査の申し込みをするのは難しいし、明日まで待てと言われても困るし…」と悩む人も多いでしょう。

しかし、この点はまったく問題ありません。キャッシング審査の在籍確認の電話は「その場に本人がいなくてもOK」だからです。下のようなやり取りで、本人が電話口に出なくても、確かに在籍しているということがわかるんですね。

在籍確認のやり取りの例

  • スタッフさん「○○と申しますが、××さんはお見えでしょうか」
  • 勤務先の同僚「××は、今日は欠席しております」
  • スタッフさん「さようでしたか。では、携帯電話の方にかけさせていただきます」

このようなやり取りで「今日は休みだっただけで、確かにこの職場に××さんが勤務している…ということは確認できるわけですね。だから、申し込み者本人がその場にいなくても大丈夫なのです。

ちなみに、この時の職場の同僚の答えが「休んでいます」だったら「休職中」という可能性もあります。休職中だとキャッシングの審査は通らないので、この場合は「次はいつご出勤でしょうか」というように、休職中でないことを確かめる…という工夫をしています。

業者名・銀行名などは名乗らない

また、在籍確認の電話について気になる点として「アコム・SMBCモビット・アイフルなどのキャッシングブランドの名前を名乗るかどうか」ということでしょう。これは一切名乗りません。

消費者金融はもちろん名乗りませんし、銀行カードローンも「三菱UFJ銀行ですが…」などとは言いません。たとえ天下のメガバンクであろうと、「何で三菱UFJ銀行?」と職場の同僚が不審がるのは当たり前だからです。取引先だったらだったで、逆に厄介ですからね。

というわけで、キャッシングの勤務先への在籍確認の電話で、業者名や銀行名、カードローンなどのサービス名を名乗る…ということはまずありません。そのため、この点を心配している人は安心して下さい。

在籍確認で会社バレしない理由

職場への在籍確認の電話で職場バレなどの悲劇が起きない…という理由については、上にも少し書いてきました。ここではさらに詳しく「どのように、会社バレが防止されているか」という点を解説していきます。

個人名で、普通の用事のようにかける

先ほど会話の実例を示しましたが、あのように「個人の名前で、何かごく普通の用事があるかのようにかける」というのが基本になっています。この雰囲気は、在籍確認の電話をかけるスタッフさんは徹底的に訓練されているので、キャッシングの経験がある職場の同僚ですら、おそらく気づかないくらい自然です。

「かけ直し対策」も完璧にされている

さらに、かけ直し対策という職場バレ防止策もあります。たとえば在籍確認の電話をかけたけど、職場の同僚が誰も出られなかった―、という場面を想像してみてください。

その会社の電話機が「着信履歴」の残るものだったとしたら、それを見てかけ直しをする職場の同僚もいるでしょう。その時に「はい、SMBCモビットです」とか「はい、ノーローンです」というように、キャッシングブランドの名前で電話に出られてしまったら、申込者としては非常に困るわけですね。

そのためかけ直し対策が必要になるのですが、具体的には下のような方策が取られている…と言われます。(こうしたデリケートな情報については、悪用を避けるために、公式にアナウンスはされていません)

  • 携帯電話からかけて、通じなかった時はその電源を落としておく
  • 発信専用の電話番号から在籍確認をする
  • かけ直しても、常に「通話中」になる電話を使う

他にもさまざまなかけ直し対策があるようですが、主だったものは、これらのようです。

会社バレしたら、業者・ブランド・銀行の側にもマイナス

そもそも、会社バレを怖がっているのは、申込者だけではありません。銀行カードローンや消費者金融などの金融機関側にとっても、キャッシングの審査によって職場バレ・会社バレなどのトラブルが起きるのは、非常に困ることなのですね。

これは主に下の2つの理由です。

  • 法的に「第三者に借金の事実を知らせてはいけない」という義務がある
  • 口コミ・評判が悪化すると、打撃になる

前者は「法律的な理由」、後者は「ビジネス的な理由」ということができます。特に評判・口コミの悪化については、これだけで大手の消費者金融・銀行カードローンだと何千億円という売上を失うリスクもあるのです。ブラック企業と批判されるようになってから、急降下したワタミをみてもわかるでしょう。

もちろん、スタッフさんの人間的な心情もあります。誰だって、自分の仕事のせいでお客さんが不快な思いをするのは嫌です。喜んでもらえる方が、同じお給料をもらいつつも、嬉しいものです。仕事はキレイ事だけではやっていけませんが、綺麗な部分もあるのが普通です。

というように、法的にビジネス的にも、人間的にも、キャッシング業者や銀行カードローンの側も、職場バレは起こしたくないわけです。だから、在籍確認の電話による会社バレは、心配しなくていいわけですね。

遅延・延滞すると、職場に電話連絡がある?

ここまでは、最初のキャッシングの審査の段階について書いてきました。他の電話連絡として多くの人が心配しているのは、「延滞・滞納をした時に、職場に電話をされるか」ということでしょう。これはほぼ100%ないので、安心して下さい。

遅延・延滞しても、99%ない

キャッシングでもクレジットカードでも、延滞・滞納をした時に連絡が行くのは「本人の携帯」だけです。そして、電話がかかって来たら「いついつならお支払いできます」という、第二の返済日を約束して、それまでは一切電話がかかって来ません。

(かけてはいけないルールになっています)

そして、二度目の返済日も払えなかったとしても、やはりかかって来るのは自分の携帯電話。一度目よりは多少口調が厳しくなりますが、それでもまだ「重度なトラブル」という状態ではありません。

こうしたことを何度か繰り返して「これは完全に駄目だ」となったら、その申し込み者が電話に出ている限りは、「強制利用停止」となります(強制解約・退会とは違います。その一歩手前です)。

そして、連絡がつかなくなっていたら、その場合のみ「自宅」にかける」という風です。勤務先にかけることはまずないですし、あっても「自宅すら、連絡がとれなかった」という場合だけです。

その時も、業者・ブランド・銀行名は名乗らない

そして、当然ですが、そのように自宅の電話に督促をする時も、キャッシング業者の名前や、銀行カードローンの名前は名乗りません。あくまで個人名です。

ただ、厳しい取り立てを武器にする中小業者などは、この「個人名の電話」を「わざと不審な雰囲気にして」それで家族に自然と悟らせる…という方法も使います。実は人私はこうした電話を学生時代に受けたことがあるのですが、中年の女性の声で、少々ホラーっぽく「サンプルと申します。裕二さん(仮名)はお見えですか」と母親に言うのです。サンプルというのは社名ですが、それも私が借りているその業者名とよく似た名前にして、暗に悟らせるというやり方でした。

大人しいやり方で、何の被害もないのですが、怖くなってできるだけ早く返済しようと思いました。このように「間接的にバラす」という中小業者もあることはありますが、大手の消費者金融・銀行カードローンでは、これはまずありません。

お金を借りる時の、会社への電話連絡・まとめ

以上、お金を借りる状況での、勤務先や職場への電話連絡についてまとめてきました。最後に要点を軽くおさらいしましょう。

審査でもその後でも、会社はほとんど関係ない

一言で言うと、「会社は、ほぼ関係ない」ということです。勤務先の信用度としては「公務員は有利」とか「一流企業だと審査に申し込みやすい」というように「会社が影響する」ということは、確かにあります。

しかし、こと電話連絡については、「在籍確認がとれればそれでいい」というだけで、後は督促・催促にしても、その他の点についても、「勤務先は、その人のキャッシングと、何も関わりがない」わけですね。なので、在籍確認は多少緊張するかもしれませんが、安心して下さい。

「職場に乗り込んで督促」は、絶対にない

ヤミ金や悪徳業者を描いたドラマや漫画を見ていると「高利貸しが職場まで乗り込んできて取り立てをする」というシーンをよく見るでしょう。しかし、このようなことは絶対にありません。

これをやると、「脅迫罪・不法侵入罪・強要罪」など、ありとあらゆる刑事罰の対象になります。まともな消費者金融・銀行カードローンがやらないのはもちろん、ヤミ金ですら、このように警察沙汰になることは恐れます。

そのため、返済の延滞・滞納をしても、勤務先はまったく関係ない…と思って下さい。

余談…差し押さえを受けたら、関係ある

さすがにここまで行く人はいないと思うので大丈夫だとは思いますが、支払督促申立書という、かなりヘビーな、裁判所から送られて来る督促文書を2連続で無視すると、差し押さえされます(強制執行とも言います)。

この差し押さえでは「その人のお給料を差し押さえる」ことができるので、本人をスルーして、会社に連絡が行きます。当然社長は烈火のごとく怒るので、大抵この時点でクビになります。

このような特殊なケースはありますが、そうでなければ、たとえキャッシングの返済で遅延・滞納をしても、職場や仕事に影響することはありません。なので、仮に返済で延滞・滞納をしてしまったとしても、この点は安心して下さい。

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