パート主婦・キャッシングガイド

「パート主婦・キャッシングガイド」のコンテンツ

レディースローンとは?ボーナスで一括返済したOL体験談

レディースのイメージ

特に初めてキャッシングする方は、お金を借りる前に、実際に借り入れに成功した方々の体験談を聞きたい…という気持ちが強いでしょう。ここではそのようなキャッシングの体験談として、東京都内でOLとして、いわゆる一流企業で働かれているMさんの実体験を紹介させていただきます。

(以下、Mさんの語られた内容を、文章でまとめさせていただきます)

見栄の買い物で、カードがすべていっぱいに

私は東証1部の上場企業の中でも、比較的有名な会社に勤めています。少なくとも就活をしている大学生だったら、絶対に知らない人はいないというレベルの会社です。

しかし、そのような大企業に勤務していてもお給料は中小企業とそれほど変わらないんですね。言うまでもないことですが。高くてもせいぜい1万円とか2万円、あるいは5万円程度で結局「有名なだけ」なのです。(高収入の男性と結婚できると言っても、入社してすぐに得られるメリットではないですしね)

なので、一部上場の会社で働く私のようなOLが、消費者金融などでキャッシングをしたとしても全然不思議はないのです。以下、私の借り入れの体験談を詳しく書かせていただきます。

簡単に書くと、「見栄でショッピングを繰り返しているうちに、クレジットカードが使えなくなって、消費者金融に手を出した」という内容です。

女子全員のプライドが高くて…

一流企業というとさぞかし恵まれている…と思われるかも知れませんが、まったくそのようなことはありません。たとえば2016年の10月に電通の入社間もない若い女の子(美人で東大卒)が自殺されてしまった…という悲しい事件がありました。

その報道を見た方は感じたと思いますが、こういう「典型的な勝ち組」に見える人生でも、決して楽ではないんですね。

私の場合もそうでした。なまじ一流企業なだけに、入ってきた女子全員のプライドが高くて、ファッションでも一瞬たりとも気が抜けない…という状態でした。

更衣室でもおしゃべりしながらさりげなく相手の下着のブランドのタグをチェックしていたり、とにかく安物を着ることが許されない雰囲気だったのです(こういうのをタグチェックと言います)。

あまり詳しく書くと勤務先がバレてしまうかも知れないので書けませんが、東証1部の中でも、私の会社はアパレル系だったので、特にこういうチェックが激しかったのです。

これで下着からアウターまで、すべての服代が高額になり、いつしかクレジットカードでばかり買い物するようになりました。そして、その返済もやがて行き詰まって、消費者金融でお金を借りることになった…というわけです。

借入先はレディースローンだった

私がキャッシングをした頃は、消費者金融のバッシングの嵐が吹き荒れていた時代でした。2006年ですね。武富士がジャーナリストの盗聴をして刑事事件になったり、とにかく大手の消費者金融のイメージがひたすら悪くなっていた頃です。

そのため、こういう大手の消費者金融では借りたくないなと思っていました。今から考えると大手で借りた方が良かったのですが、当時の私は世間のことをまったくわかっていなかったので、とりあえずメディアの情報を全部信じていたのです。

代わりに借入先として注目したのは、職場からの帰り道でいつも見ていた「レディースキャッシング」(女性向けローン)の業者さんでした。いつも見ていて馴染んでいたということもあったし、女性向けローンだったら、普通の消費者金融よりも低金利で借りられるのではないか?という期待があったんですね。

実際には金利は変わらないことは後で知ったのですが、何はともあれ、当時の私にとってはレディースローンはベストの借入先のように見えました。

ボーナス払いですぐに完済

一部上場の企業なので、ボーナスはしっかり出ました。最近はうちの会社もボーナスが厳しくなっていますが、当時はまだ日本全体が割と好景気でしたし、特にうちの会社の業績は良かったからです。

いま考えると、お金を借りた直後にボーナスが出て、すぐに完済できたのは良かったです。キャッシング癖がつかずに済んだというか、「借金があるのが当たり前」という状態にならなかったからです。

いい意味で「借り入れが残っていることが気持ち悪い」という状態でした。1日でも早く全額返済して、きれいな体になりたい…という精神状態でしたね。

ボーナス払いで完済したのは、借り入れをしてから4ヶ月後でした。払った利息の合計は3000円程度じゃないかと思います。正確に計算はしていませんし、もうだいぶ前なのであやふやな記憶になってしまいましたが、大体このくらいの利息だったことは間違いありません。

中小業者のレディースローンのデメリット

私が借りたレディースキャッシングは、あくまで中小業者のものです。最近は新生銀行カードローン レイクさんの女性向けローンなどの宣伝も見ますが、そういう大手のものではありません。そこで、あくまで「中小業者のレディースローン」について、私が借りてみて感じたデメリットをまとめます。

電話審査が長い

もしかしたら私だけかも知れませんが、電話口でものすごく長い時間審査されましたもちろん、しっかり審査するというのは、ヤミ金のように適当に貸し付けるよりよほど良心的ということで、その点はメリットというか、良い部分だとも思うのですが…。

何はともあれ、「一刻も早く、この審査の緊張から解放されたい!」と思っていた私にとって、1時間かそれ以上ずっと電話で審査されるというのはかなりのストレスでした。もともと私は電話自体苦手でしたし。

私がお金を借りた2006年当時から、すでにアコムのむじんくんなどの無人契約機・自動契約機は流行っていました。いま考えると、そういうテクノロジーを使って借り入れした方が、私のキャッシングももっと楽になったのではないかとい思います。

最近、町中を歩いていて、「最短20分」でスピード審査というようなものを見ますが、当時からそのくらいのスピードでできたようです。後に私と同時期に消費者金融で借り入れをしたことがあるという友達と出会ったのですが、彼女は「アイフルのお自動さんっていう自動契約機で、30分くらいで借りられたよ」と言っていました。

もう終わったことですが、今私があの頃に戻ってキャッシングをするなら、あの無駄なストレスを感じなくていいように、消費者金融の自動契約機・無人契約機で借りるだろうなと思います。

返済の前に電話をしないといけない

私が最大のデメリットだと感じたのはこれです。中小の消費者金融でお金を借りたことがある人は、大体思うのではないでしょうか。少なくとも、小まめに臨時返済する真面目な方ほど、このデメリット・短所に気づいたはずです。

中小の消費者金融は、任意返済をする時はかならず事前に電話連絡しないといけないというルールなのですね。電話連絡をして、「今日の15時までに、5000円返済します」というようなことを伝えるわけです。

こうして言葉で書くと簡単なようですが、まず自分の会員番号を伝えて、それをスタッフさんが探してくださるまでに、大体1分ほどかかります。そして、借入残高を調べたり、間違いがないように口座番号などを伝えられたりして、それで合計5分くらいかかります。電話が混み合っている時はそもそも繋がらなかったりしますし、待たされて10分くらいかかる…ということもあります。

少額の追加返済をしづらい

このように「時間がかかる」というだけだったらまだいいのですが、一番困ったのはこのようにスタッフさんの手を煩わせてしまうため、少額で臨時返済しようと思っても精神的にしづらいということです。これは誰でも理解できるでしょう。

上のような手間をかけて「では、金額はおいくらでしょうか」と聞かれた時「1000円でお願いします」とは、絶対に言えないわけです。3000円でも厳しいです。最低でも5000円は追加返済しないと、電話すらできないわけですね。(するなと言われているわけではありませんが、やはり心情的にしにくいでしょう)

しかし、そもそもキャッシングを利用するような人が「5000円財布に余裕がある」ということは、そうそうあるものではありません。3000円や1000円だったらしょっちゅうありますが、5000円貯まるまで待つというのは、なかなか難しいわけですね。

ということで、ついつい追加返済・臨時返済をしなくなり、結局返済のペースも遅くなり、完済が先延ばしになって最終的な利子総額が多くなる、というわけです。

大手の消費者金融はコンビニ返済がしやすい

これに対して、アコム・SMBCモビット・アイフルなどの大手の消費者金融の場合は「コンビニでの返済」がしやすいんですね。提携コンビニATMにローンカードを挿入するだけで、自動的に返済・借入のメニューが立ち上がり、1000円から返済することができるのです。

私は大手の消費者金融で借りたことはないのですが、先に書いた大手の消費者金融から借りていた友達の話を聞いて「そっちのが、断然楽じゃん」という会話になったので覚えています。

(ちなみに、何でそんな話になったのかというと、お互い昔の苦労話をしていたら、偶然二人共借金をしていたことがわかったのです。やはりこういう「ダメな話」の方が、人間の心理的な距離は縮まりやすいものですね)

提携コンビニATMでの返済は、大手の消費者金融でも手数料がかかるようです。なので、手数料が気になる人は、プロミス・アイフルなどのそれぞれの消費者金融が街中に設置している専用ATM・自社ATMを利用すれば、利用手数料なしで返済も借り入れもできるようです。

ということを聞いて「やっぱり私もあの時大手で借りた方がよかったんだな」と思いました。別に後悔などはしていないんですけどね。すぐにボーナスで完済できましたし。

ただ、「イメージに惑わされず、一番得なのはどこかを常に情報収集して選ぶ」という考え方は、この時から強くなりました(別にこれだけが理由ではありませんが)。

消費者金融からお金を借りて思ったこと

最後にまとめとして、私が消費者金融からキャッシングをして思ったことを書かせていただきます。一言で言うと、借金はある意味、人生を見直すきっかけになるということ。そう考えると、必ずしも悪いものではありません。

私の場合は、変な見栄を張らなくなりました。つまり「はいはい、私のファッションは職場で最下位でいいですよ」と開き直ったら、まったく平気になったし、周りともうまく付き合えるようになったんですね。

何を隠そう、先に書いた「キャッシングの体験談を話し合った友達」というのも、元は苦手同士で、そうやって私のスタンスが変わってから仲良くなった同僚の一人です。人間、あまり見栄を張らない方が人と仲良くできるし、「強い立場を築きたい」という、見栄っ張りな人が持っている本来の目標も、むしろ達成しやすくなると感じました。

そういう人生全体の見直しができるようになったという点で、収支のバランスの改善とか、そういう小さいことを超えた、大きな収穫がありましたね。そういうきっかけをもらったという点では、同僚たちにも、そして消費者金融の女性向けローンの方にも感謝すべきだと思います。

借金自体がいけないのではなく…

私が思ったのは、「キャッシングやクレジットカード自体がいい悪い」ではなく、結局「それをどう使うか」がすべて…ということです。これは薬品・お酒・自動車・ナイフなど、何にでも言えることかも知れません。極端な話、大自然だって人間の心を豊かにしてくれることもあれば、命を奪うこともあります。何と接するにしても「それ自体がいい悪いということではなく、自分がどう接するか」だけではないかと思います。

なので、借金をしても私の場合はたまたま良い方向に出すことができましたし、友達もそうです。逆にキャッシングしてそのままずるずると多重債務者になったり、クレジットカードの便利さのせいで破産してしまう…という方もいるでしょう。結局はその人の使い方の問題、生き方の問題だと思います。

クレジットカードの保有枚数は、減らすべき

あと、具体的な内容になりますが、特に女性はクレジットカードの保有枚数を、できるだけ減らした方がいいと思いました。やはりクレジットカードがたくさんあると、ついつい買ってしまうからです。

それは、ショッピングと言う名の借金ができるから…ということもあるのですが、特定の百貨店でお得なクレジットカードがあると、セールについつい釣られてしまうということ。そのクレジットカードがなければ「ふーん。カードがなければそんなにお得じゃないね」と思って無視していたようなセールでも、なまじクレジットカードがあるためにお得に感じてしまい、ついつい買いに行ってしまう…というわけですね。

もちろん、実際に普通の人よりは遥かにお得に買えるのです。掘り出し物とか、自分の好みにドンピシャで当てはまるアイテムがあったら、それを通常よりお得に買えるというのはいいことでしょう。しかし、そこまで本気で気に入っている商品でなければ、「このクレジットカードでお得になるから」という理由で、踊らされて買うことがないようにしたいものです。

そうしないためにも、そして支出による「お金の出口」を物理的に減らすためにも、やはりクレジットカードの保有枚数は、極限まで減らした方がいいと考えます。

以上、OLである私のキャッシングの体験談を書かせていただきました。つたない体験談ではありますが、お金を借りようと考えている方、お金が必要な方などのお役に立てれば幸いです。

パート主婦・キャッシングガイドに関連するその他の記事