カードローンを初めて(はじめて)借りる方のおすすめは?
カードローンを初めて利用する人は、消費者金融で借りるのがいいでしょう。審査の申し込みの負担が、銀行カードローンやクレジットカードよりも遥かに小さい…というのがメリットです。以下、初めてカードローンでお金を借りる時に、知っておくべきポイントをまとめていきます。
初めてのキャッシングなら、負担が小さいのが重要
少々カードローンを離れて精神的な話になりますが、人間「初めての経験」をする時は、できるだけ負担を小さくした方がいいのです。「特にやる気なく、適当に始めた」ことが意外と長続きするのも、それが理由です。適当に始めた分、特に自分に負担をかけることなく、徐々に自然なペースで適応することができた…というわけですね。
キャッシングもそれと同じで「いきなり提出書類の多い借入先」とか「いきなり審査が厳しいキャッシング先」で申し込むというのはストレスが大きくなるのです。人によっては、そのせいで疲れて、その日や翌日の仕事でミスをしてしまったり、家族にきつく当たってしまったり…ということがあります。
そのようなキャッシングが原因のトラブルが発生しないようにするためにも、「初めてのキャッシングのときには、できるだけ負担が小さい消費者金融で借りた方がいい」ということです。
消費者金融はどのような点がユーザーにとって利用しやすいのか
具体的に、消費者金融はどのような点で利用しやすいのか。箇条書きすると下のようになります。
- 身分確認資料を提出するだけでいい
- 「最短30分」で、すぐに審査結果が出る
- SMBCモビットなどは、10秒で簡易審査結果表示
- ネット完結で、郵送・電話・来店など、すべてなしでOK
というように、まだまだ多数の要素があるのですが、これらのメリットによって、消費者金融は非常にキャッシングがしやすくなっています。
特に重要なのは「ネット完結申込」の部分なので、この点について詳しく書いていきましょう。
ネット完結申込について
上に書いた通り、ネット完結申込というのは、郵送・来店・電話などの作業が、一切無しでOKというものです。正確には、最低限の電話連絡だけはあるのですが、ほとんどはネット申込みだけで完了するようになっています。最低限の電話連絡というのは、下の2通りの確認電話です。
- 勤務先への在籍確認の電話
- 本人の携帯への確認電話
職場への在籍確認の電話は、「確かに、審査情報に書かれた職場で働いているか」ということを、確認するためにかけるものです。状況・条件によっては省略されることもあるようですが、基本的にどの銀行カードローン・消費者金融でも必須となっています。(回避する方法や、職場への電話連絡なしで借りられる銀行カードローン・消費者金融というのは、基本的にないと思ってください)
本人の携帯への確認電話というのは、「確かに、その人が申し込みをしたのか」という確認をするためのものです。誰かがなりすましで申し込んでいる可能性もあるので、そのような詐欺的な借り入れを防ぐためにする…ということですね。
このように、この2通りの電話確認だけは、どうしてもしなければいけないわけです。そのような絶対必要な電話確認はするものの、それ以外はすべてWEB完結で審査の申し込みをできるようになっています。
「最短30分」で審査結果が出る
アコム・プロミス・アイフルなどの大手のキャッシングブランドでは、ネット申込みや自動契約機・無人契約機で申し込みした場合、「最短30分」で審査結果が出るというシステムになっています。これは「あくまで最短」なので、必ずしも毎回30分で審査が終わる…というわけではありません。しかし、銀行カードローンと比較すると、かなりの確率で30分で終わると考えていいでしょう。
(銀行カードローンでも、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・新生銀行など、「最短30分」で審査できる借入先が、いくつかあります)
また、この「30分」というのは「あくまで、単純に審査にかかる時間のみ」なので、融資の説明など、すべての作業の時間も含めると、最短60分という風になっています。なので、どうしてもその日中にお金を借りたいという方は、スピード審査の受付時間の1時間前には申し込む…という風に考えて下さい。
消費者金融でも利息は高くならない
ここまでの説明は「消費者金融は、初めてのキャッシングでも便利」という内容でした。しかし、「便利なのはわかるけど、その分消費者金融は高金利でしょ?」という指摘もあるかも知れません。
確かに銀行カードローンよりは多少金利が高いのですが、貸金業法改正などによって、現代の消費者金融はほぼ銀行カードローンと同等の低金利になっています。さらに「初回30日間無利息」」などのサービスもあるので、「借入期間によっては、むしろ消費者金融の方が低利息」ということもあるくらいなのです。
利息差がほとんどない理由
利息シミュレーションをすると長くなるので省略しますが、初めてのキャッシングということに関して言うと、初めてのキャッシングでは、少額しか借りられないという点が指摘できます。高額を借りるのであれば、確かに銀行カードローン・消費者金融の金利差はそれなりに意味を持ちます。しかし、小口借入だったら「小銭で株式投資をする」のと同じく、金利差はほとんど意味がないわけですね。
なので、通常の利用者の方の場合よりもさらに、キャッシングを初めてする方は、消費者金融で借りてもほとんど銀行カードローンとの利息差がない…というわけです。
消費者金融なら「30日間無利息」もある
さらに消費者金融の有利な材料として「30日間無利息」というサービスがあります。文字通り、1ヶ月分の利息がまったくなしになるというもの。1ヶ月を過ぎても、その分の利息が要求されるということはありません。(未来永劫なしになります)
この30日間無利息ですが、大手の消費者金融ではプロミス・アコム・アイフルが提供しています。(プロミスで利用するためには、メールアドレス・WEB明細利用の登録が必要…とされています)
このように、30日間無利息でキャッシングができるブランドを選ぶと、平均的に見て最初の5ヶ月の利子総額は、これらの3つの消費者金融の方が、一般的な銀行カードローンよりも安くなるわけですね。
かなり意外だと思いますが、短期間の完済ができるのであれば、実は利息・金利の面でも、消費者金融の方が有利…ということが起こるわけです。
(ただし、30日間無利息での借り入れができない、ノーローン・SMBCモビットについては別です。ノーローンには「何度でも1週間無利息」という無利息サービスもあるのですが、30日間無利息ほどの威力はありません)
実際、利息差はどのくらいなのか?
無利息期間などは抜きにして、純粋に利子総額を比較した時、消費者金融・銀行カードローンの利息差はどのくらいになるのか。まず「10万円」を1ヶ月キャッシングした場合の、それぞれの利息を見てみましょう。
- 消費者金融…ほぼ1500円
- 銀行カードローン…大体1200円
このようになっています。銀行カードローンの方の利息がやや曖昧なのは、銀行カードローンによって金利が全然違うからです。(ジャパンネット銀行カードローンなどは、消費者金融と同じ金利です)
なので、上の「1200円」というのは、三菱UFJ銀行・楽天銀行など、一般的な上限金利の銀行カードローンを想定しています。この場合、「1ヶ月で300円の利息差」となるわけですね。10万円を借りても、1ヶ月でその程度の利息差しか生まれないわけです。
300円高くなるだけで、10万円をすぐに借りられるのであれば、そちらの方が断然いいでしょう。そして、早くお金が必要な用事を片付けて、時給の高いアルバイトなどを探し、そちらで稼いで早く返済する…という方がよほど合理的です。
スピード借入は、何時までに申し込めばいいか?
スピードキャッシングをしたい場合は、消費者金融・銀行カードローンでそれぞれ、下のような時間までに審査の申し込みをすれば借りられる可能性が高くなっています。(絶対に借りられるというわけではないので、その点は注意して下さい。)
- 消費者金融…夜9時から夜10時程度
- 銀行カードローン…正午~夜8時程度
あくまで大体の目安ですが、以下、なぜこのような受付時間の設定になるのか、それを説明していきます。
ローン契約機があるかどうかが鍵
キャッシングのスピード審査の受付時間は、大別して2通りのグループに別れます。
- 14時までに終わる
- 20時から22時までやっている
そして、この2つのグループを分けているのは「自動契約機・ローン契約機があるかどうか」なのですね。自動契約機・無人契約機がある業者・ブランド・銀行だったら、夜間までスピード審査をできるのです。そして、それがない金融機関の場合は、比較するでスピード審査が終わってしまう…というわけですね。
ローン申込機があれば、カード発行ができる
ローン申込機があると何がいいのかというと、「ローンカードの発行ができる」のです。ローンカードを発行すると、それを提携コンビニATMなどに差し込めば、いつでも借入・返済ができるということ。つまり、夜間のキャッシングだろうと、ローンカードの発行さえ完了したら、あとは自由に借入方法というわけです。(最高限度額の範囲内で、ですが)
ローンカードの発行ができないと、銀行振込しかない
一方、こうしたローンカードの発行ができないと、「銀行振り込みによってスピード融資をするしかない」ということになります。つまり銀行の営業時間でないと、スピードキャッシングができないという状態になってしまうわけですね。
こうした理由から、ローン申込機・自動契約機を持っていない銀行カードローンなどは、正午~14時程度までしか、スピード審査を受け付けることができないのです。
初めてキャッシングする場合のまとめ
以上、初めてカードローンでお金を借りる方のための、知っておくべきポイントをまとめてきました。最後に簡単に結論を書くと下のようになります。
- キャッシングは、予想外にスムーズに申し込める
- それだけに、借り過ぎに注意する
当たり前かも知れませんが、この当たり前のことを、毎年かなりの数の利用者の方々ができていません。私も多重債務者だったのでわかりますが、最初は緊張していても、予想外に借り入れが簡単だったことで、油断してしまうんですね。
特に一度完済すると「妙な自信」がついてしまうので、そうした後ほど危険である…ということを意識して下さい。