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海外旅行の費用を借りたい!キャッシングで資金を準備

海外旅行に行く

私は六年ほど前、海外旅行のためにキャッシングをしたことがありました。銀行カードローンと消費者金融を比較した結果消費者金融で借りたのですが、ここではそんな私の体験談を書かせていただきます。

日頃の散財がたたって、1円もない…

私は友達と一緒に海外旅行に行くことにしたのですが、行き先がヨーロッパだったので、かなり高額でした。飛行機だけでも、往復で25万円しましたしね。

友達と約束した時点では、何とかなるだろうと思っていました。しかし、貯金はもともとなく、クレジットカードの利用借入可能金額も、思っていたより少なくなっていました。飛行機代すら出せないレベルでした。

「そんなに借りるまで、なぜ気づかなかったのか?」と思われるかも知れませんが、まだ当時は大学を出たてで世間知らずであったことと、やはり浪費癖がもともと激しかったのだな、と思います。

それはさておき、こうした理由で私の人生で初めてのキャッシングが必要になりました。

消費者金融・銀行カードローンの比較サイトをチェック

当時はすでに銀行カードローン・消費者金融のサービスや金利を比較するサイトもたくさん立ち上がっていました。今のネットと違って、当時のネットの情報はかなりひどいものでしたが、それでも大昔よりはだいぶマシになってきていました。

その中でも特に信用できるサイトで、銀行カードローンと消費者金融の利息差を調べてみました。そうしたら、意外なことがわかったのです。というのは、30万円以下程度の借り入れだったら、消費者金融で借りても銀行カードローンで借りても、利息はあまり変わらないということです。

これはある程度金融の知識がある方だったら、当たり前のことなのかも知れませんが、私のように「消費者金融は血も涙もない高利貸で、借りたが最後、骨の髄までしゃぶり尽くされる」というようなイメージ(これは大げさですが)を持っていた人間にとっては、かなりの衝撃だったのです。

実際、あの頃は連日のように消費者金融に関するひどい報道(特に武富士&商工ファンド関連)が流れていたので、私がそう思ってたのも無理はないかも知れません。当時の他の方でも、やはり同じようなイメージを消費者金融に対して持っていた…という可能性は高いです。

何はともあれ、そのように消費者金融と銀行カードローンの金利がほとんど変わらないというのは、私にとっていい意味で衝撃でした。そして、申し込みの便利さも考えて消費者金融にしたのです。

消費者金融の借入審査の体験談

消費者金融でのキャッシング審査は、想像以上に簡単でした。別に審査が甘いとか審査がゆるいということではないのでしょうが、ほとんどストレスを感じることなく、あっさりと終わりました。

審査の所要時間がどのくらいだったかは覚えていませんが、大体30分か40分だったような気がします。1時間は間違いなく経っていません。

申し込む前は、大体数時間くらいかかるんだろうなと思っていたので、公式サイトの「最短30分で借入可能」という表記を見てかなり驚きました。また、それを見ても「最短とは書いてあるけど、実際には30分で終わることなんてほとんどないんだろうな」と思っていたくらいです。

しかし、本当にそのくらいの時間で終わって、しかも電話口での審査や提出書類の郵送などもすべてなかったので(もちろん来店審査も不要だったので)あまりのシンプルさに驚きました。ここまで申し込みやすくていいのだろうかと、逆に心配になったくらいです。

(もちろん、審査はかなりきっちりされているはずです。私の年収からしたら、貸金業法第13条の2第2項の規定というルールからしたら120万円は借りられるはずだったのに、30万円しか借入枠をもらえませんでしたから。かなり厳し目に審査されていたと思います。)

提出書類も身分確認資料だけだった

借入審査に申し込む前の私のイメージでは、キャッシングの審査では必ず年収確認資料は提出しなくてはいけないと思っていました。しかし、提出書類が身分証明書だけということで、これも「そんなに簡単でいいの?」と思ったくらいです。

しかし、その時見ていたサイトさんの情報によれば、50万円以上借りるのでなければ、収入確認資料の提出は必要ない、ということが法律で決められているそうですね。ということは、国がこの借入金額までは所得確認資料を確認しなくていいと、お墨付きを与えたようなものでしょう。なので、まったく問題ないのだと思います。

(キャッシングの世界については素人なので、詳しいことはわかりませんが)

勤務先への在籍確認の電話もあっさり終了

私の職場と部署、そして私の担当は、もともと外部からの電話が多くかかってくる所でした。なので、勤務先への在籍確認の電話がかかってきてもまったく違和感はありませんでした。

その時は私も勤務していましたが、職場の同僚が電話に出て、「○○、Aさんって方から」と言って、同僚から電話を渡されました。

他の職場だと、このように個人名でお客様が電話をかけてくることは少ないかも知れませんが、私の勤務先はそれが割とよくある職場だったので、全然問題がなかったんですね。普通の職場だとどうなるのかわかりません。また、そもそも「普通、この人に外部からの電話はかかって来ないよな」と勤務先の同僚から不審がられるポジションの人も、中にはいるかも知れません。

(飲食店のパート・アルバイト・フリーターの方々など、大体そうですよね)

そう考えると、誰でも私の審査の時のように、「職場バレすることなく、あっさり在籍確認の電話が終わる」とは限りませんが、とりあえず私の場合はこのように簡単に終わりました。

借入金額は、30万円フルで

私がもらえたキャッシング枠は30万円だったので、30万円フルに借りました。ヨーロッパへの海外旅行だと、やはりそのくらいはするので…。それでも少し足りなかったので、足りなかった分は親から10万円借りました。(我ながら浪費家の子供ですね…。子供と言うか、その時点ですでに社会人だったのですが)

そのような紆余曲折はあったとは言え、初めてのヨーロッパ旅行はとても楽しかったですし、40万円払う価値もあったかなと思います。帰国後に返済しなければいけないということを考えると、やや気が重くなりましたが、旅行中はあまり考えないようにしていました。

帰国後は、アルバイトをして返済

私の会社は副業が禁止だったのですが、やはりお給料だけでいつまでも30万円の借り入れを抱えているのは、もたもた返済しているのは嫌だなと思い、アルバイトを会社に内緒ですることにしました。

アルバイト先はガールズバーです。幸い、勤務先の会社はかなり自宅から遠かったので、その反対方向でやや離れたバーを選べば、まず会社の人にバレることはありませんでした。(もちろん、近所の人にも)

ガールズバーだから別にバレてもそんなにデメリットはないのですが、たとえ近所の人でも、バレたらそこから、職場バレにもつながるかも知れないと思っていたので…。

メイク・髪型を変えて別人のように

一応、30万円のキャッシングのために人生棒に振るようなことがあってはいけないと思い、「万が一知り合いが来ても絶対にバレない」というくらい、髪型やメイクを思い切り派手にして、ギャル系で勝負しました。また、普段のオフィスでの髪型とメイクは、今までよりさらに地味にしました。

もともと私は演劇部だったこともあり、話し方などを変えるのは得意でした。しかも外見を変えると人間キャラも自然と変わるもので、なんだかんだで楽しみながら、イケイケギャルを演じていました。

そうしてできるだけ沢山シフトに入り、幸運にもお客さんに気に入っていただけて、どんどんドリンクも入れていただけたので、毎月7万円ずつ、5ヶ月で完済することができました。(母親の方も含めると、7ヶ月かかりました。その頃にはガールズバーをもうやめていたので)

短期間で現金を稼いだのは、いい経験

キャッシングするくらい浪費していたのはあまり良くなかったですが、それでもこうして短期間で自分の力で現金を掴んだ…というのは非常にいい経験になりました。私の人生の中で、人にはあまり話していませんが、いい思い出&成功体験の一つになっています。

普段のOL・会社員としての仕事も一応「自分の力で稼いでいる」のですが、何というか「就職試験とか、まともな雇用契約とかなしで、適当にぶらっと入ったお店でぶらっと稼いで来る」という、この感覚にわくわくしました。戦国時代の人みたいといいますか…(笑)。このイメージは何となくわかっていただけると思います。

その後は一転して倹約生活に

ガールズバーで稼げたのは非常にいい経験でしたが、やはり睡眠時間が減ったりしてきつかったですし、もう二度とキャッシングはしないようにしようと、固く心に誓いました。親からお金を借りるのも、かなり恥ずかしかったですしね。

また、それまでの浪費生活で、ショッピングをしてもそれほど楽しくないということもわかってきたので、倹約生活に入るのは、それほど苦痛ではありませんでした。むしろ楽しんでやっていましたね。

買い物はしなくても、デパートとかブティック、カフェのおしゃれな雰囲気は好きだったので、ただのウォーキングとして、よくウィンドーショッピングをしていました。歩いていて気づいたのは、私がしょっちゅう買い物をしていたのは、物が欲しかったのも多少あるけど、こうやって華やかな場所を歩くのが好きだっただけなんだな、ということです。

マリオカートのコースを変えるように、いろんなデパートに行って、ただ歩くのを楽しんでいました。マラソンの小出義雄監督も、「女性のウィンドーショッピングは、休憩と軽度のトレーニングを兼ねた、いいメニューになる」ということで、高橋尚子選手にも勧めていたそうです。(マラソン用語では、積極的休養というそうです)

そうやって楽しんで倹約をするようになったので、今の私は夢の貯金生活を謳歌しています。もうすぐ貯金残高も500万円を超えそうです。私にとってはこれは大きい金額なので、預金通帳を見ながら、しょっちゅうニヤニヤしています(笑)。

私のキャッシングの体験談・まとめ

私がこのようにキャッシングをして、そして全額返済をして学んだことは、「人生について、日頃からよく考える必要がある」ということ。「真面目かよ」と突っ込まれるかも知れませんが、考えていない昔の私のような人は、こうして散財して借金をしたり、その返済のために時間や肉体・健康を削ってきつい労働をしたり…ということで、苦しい人生を送るのだと思います。

別に「意識高い系になれ」とかそういうことではなくて、「損する人生を送らないために、物事をよく考える」ということが大事なのだと感じました。

海外旅行も昔は趣味でしたが、今はすっかり行かなくなりました。部屋を自分でDIYでおしゃれにするリフォームにハマってからは、街中の建物の外壁とかお庭を見ているだけで、いろいろヒントになるからです。

結局、その人にセンスとか精神力、健康な体さえあれば、お金などまったく使わなくても楽しめるのだろうと思います。お金を使った楽しみを否定するわけではありませんし、むしろ日本経済を回すためにどんどんお金を使っていただきたいのですが、私自身は、こういう静かな生活の方が、今は合っているなと感じます。

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