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キャッシングって怖いイメージがあるけど実際大丈夫なの?

怖いイメージ

キャッシングは怖くない?安全に利用するために

キャッシングは、安全に利用すれば怖いものではありません。利用者の95%以上が「普通に借りて、遅延・延滞なく完済し、何事もなく終わる」というのが現状です。

残り5%の方々の中に、「重度の多重債務者」の方々などがいて、こちらの方がニュースや漫画の題材として面白いため、こちらが取り上げられる…というだけなのですね。

だからキャッシングには「怖いイメージ」がありますが、実際には自動車や包丁などと同じく「安全に使えば、まったく怖くない」「私達の生活に役立つもの」と考えてください。

信用できる大手キャッシングを選ぶ

キャッシングをするなら、大手の消費者金融や銀行に限ります。理由は下の通りです。

  • 大手は、無料で使えるATMが多い
  • ネットでの借入・返済もしやすい
  • 中小の消費者金融は、一部ヤミ金化している

たとえばカフェなどは、個人店でも「個性」の出しようがあるのですが、「お金を貸して、回収する」というだけの業務では、基本的に「個性の出しよう」はありません。そのため、どうしても「無料の提携ATMを多く整備できる」など、資本力のある大手が有利なのですね。

私達は別に「中小の金融機関を応援する」などの義理は、特にありません。そのため、利用者としては普通に「大手から借りる」という選択肢で良いのです。

また、消費者金融については「経営の苦しくなった中小業者は、ヤミ金化することがある」という現実があります。もちろん、そのような中小業者は例外ですが、それでも「大手の消費者金融を選んでおけば、最初からそのような心配はない」と思えば、「大手を選ぶのが、一番無難で安心」と言えるでしょう。

違法業者(ヤミ金融)は絶対に利用しない

ヤミ金融だけは、絶対に利用してはいけません。冒頭に書いた「怖いキャッシングのイメージ」というのは、まともな正規の消費者金融ではなく、すべて「ヤミ金融」が作ったイメージ・起こした事件です。

一見普通の貸金業者に見えても、借りに行ったら「あなたの信用度では貸せない」と言われ、「知り合いの業者を紹介してあげます」と言われて、ヤミ金を紹介される―。というパターンがよくあります。これは「紹介屋」と呼ばれる違法業者の手口ですが、このようなケースもあるので「普通の貸金業者」に見えても、安心してはいけないのです。

だから、このようなリスクがない大手を選ぶのが、最初から一番安全な選択肢なのですね。

返済できなくなったらすぐに専門家に相談

「ヤミ金融で借りてはいけない」ということはわかっていても、ついつい借りてしまう方々がいます。その理由は「消費者金融の返済で行き詰まって」というもの。

こうした場合は、まず「専門家に相談」するようにしましょう。「法テラス」など、弁護士・司法書士などの専門家が無料で相談に乗ってくれる、公的なサービスがかなり整備されています。

借金の返済に追われている時は、大抵冷静な判断力をなくしているものです。こういう時に一人で考えても、まして金融や債務整理などの知識がない方であれば、いい知恵は出ないのが当然です。なので、まずは気楽に「相談所に、体を持っていくだけ」「後は、現場で専門家の方が、うまくリードしてくれる」と考え、「とりあえず、相談する」ことを大事にしてください。

(うまく賢く相談する必要などないのです)

キャッシングは正しく使えば怖くない

キャッシングを正しく使うというのは、具体的には下のようなポイントになります。

  • 無理なく返済できる金額だけ借りる
  • ギャンブルのためには借りない
  • 投資のためにも借りない
  • 異性に貢ぐなどの目的でも、借りない

以下、これらのポイントを詳しく解説していきます。

返済が不安になる金額は借りない

当然ですが「この金額が返済できるだろうか」と不安になる金額は、借りないことです。キャッシングをする時の人というのは「実際には、返済がかなり大変な金額でも、そうは思わない」のが普通です。つまり「自分を過大評価するのが普通」なのです。

にも関わらず「返済できるだろうか」と不安になる―。ということは、それは「かなり危険な金額」ということです。そのため、このように不安に思ったら、「それだけの高額は、絶対に借りない」ようにしてください。

(もし取り越し苦労だったとしても「最初から多額の借金をしない」方が、後々楽になるのは当然ですからね)

ギャンブルには使わない

キャッシングで借りたお金をギャンブルで使う…、というのは絶対にNGです。ギャンブルは、WHOで「ギャンブル依存症」という病気が正式に認められているくらい、立派な「病気」なのです。うつ病などと同じく、治療が必要な「精神疾患」なのですね。

そして、この病気は「ギャンブルを、すればするほど悪化する」ものです。特に「借金」のような「使ってはいけないお金」を使うほど、失敗した時の精神的なダメージ(脳への損傷)が大きくなり、さらに事態が悪化します。そのため、ギャンブルでは、絶対にキャッシングで借りたお金は使わないようにしてください。

投資には使わない

投資も同様です。投資が好きな方なら常識中の常識でしょうが「投資は、余裕資金でやる」ものです。つまり「生活費を使うのも論外」ですし、まして「借金で投資する」なんてあり得ないわけですね。

これは「モラル的にあり得ない」のではなく、投資の技術的にあり得ないということです。投資は「小さい負けを何度も繰り返し、大きな勝ちを狙う」のが基本です。違う勝ちパターンもありますが、基本的には、成功する投資家の方々も「小さい損切り」は、しょっちゅうしているのです。

これができるのは「余裕資金」でやっているからなのですね。「最悪、ゼロになってもいいや」と思っているから、冷静な判断ができるのです。これが「生活費」になったり、まして「借金」になったりしたら、「冷静な判断」などと、いくら口で言っても、実際にはできない…というのは簡単にわかるでしょう。

だから「投資で勝つ」ためにも「キャッシングをして投資をする」というのは、絶対にNGなのです。

加えて、ギャンブルでも投資でも、両方「免責不許可事由」というものに該当します。つまり、これらの原因で返済不能になった場合「自己破産しても、借金がチャラにならない」ということです。自己破産自体はできるのですが、それで「借金をチャラにする」というのは、認められないわけですね。

実際に、投資で失敗して億単位の借金を作り、自己破産の免責も認められず、今も肉体労働をしながらコツコツ返済している…、というかつての大金持ちが日本にも多くいます。こうならないよう、くれぐれも「カードローンなどで借りたお金を、投資に使う」ということは、ないようにしてください。

色恋に溺れて貢がない

投資・ギャンブルについで多い「キャッシングで破産する原因」として、「異性に貢いでしまう」というものがあります。男性ならキャバクラの女性、女性ならホストクラブの男性…という風ですね。

キャバクラ・ホストクラブでなくてもいいのですが、要は「異性に貢いでしまう」ということです。恋人相手にこれをやってしまう方も、男女ともに多くいます(意外と、女性が多かったりします)。

当然ですが、このように「お金が間に入らないと続かない」という時点で、それは「愛情のない人間関係」です。昔『生協の白石さん』が大ヒットした時、下のような面白いやり取りが、学生と白石さんの間でありました(生協の「お客様カード」です)。

  • 学生さん「愛は売っていないのですか?」
  • 白石さん「お調べ致しました所、愛は非売品のようです。たまに販売もされているようですが、そうした愛にはご注意ください」

これはまさに「色恋に溺れて、キャッシングを重ねる」方々が意識すべき言葉でしょう。

返済を前提に借りる(少しずつでも返済しないと終わらない)

当たり前ですが、キャッシングは「借りてゴール」ではなく「返済してゴール」です。そのため「借りてから返済計画を練る」のではなく「返済計画を練ってから借りる」ようにしてください。

「いくら返済しても、借入残高が減らない…」という方は「利息だけ払う」状態になってしまっています。たとえば消費者金融で50万円を借りると、1ヶ月の利息は「約7500円」になります。これでは、「月1万円」を払っても、元本は「2500円」しか減らないのです。「50万円」から「2500円」減るだけなのですね。

この返済ペースだと、1年経ってようやく「3万円」元本が減るのです。毎月1万円払ったのに、「まだ借金が47万円ある」という状態ですね。こう考えると「事前に返済シミュレーションをする」ことが、いかに大事かわかるでしょう。

違法業者でキャッシングしてしまった場合

どうしても困窮して、違法業者でキャッシングをしてしまった場合―。これはとにかく、弁護士などの専門家に相談しましょう。違法業者は文字通り「違法」なので、弁護士の力を借りれば「利息はもちろん、元本すら返済しなくていい」という状態に持っていくことも可能です。

違法業者は、借り手個人がこういう主張をしても「ああ?ざけんなよ?」などと恫喝するだけですが、弁護士などの専門家が間に入ると、突然大人しくなります。彼らも国家権力を敵に回したくはないんですね。

違法業者専門の弁護士に相談

弁護士にも、それぞれの「専門ジャンル」があります。キャッシングの違法業者の対応については、そういう案件を特に多く経験している弁護士や司法書士の方が頼りになるでしょう。これは、法律的な知識もさることながら、「反社会勢力の恫喝に対して怯えない」などの、人間的な「肝っ玉の太さ」などもあります。

また、こうした弁護士の方はカウンセラーのように「借金で苦しむ人が、落ち着いて話せるようにする」雰囲気も持っています。こうした点でも、冷静さを失った時に相談する相手として、ベストと言えるでしょう。

キャッシングは安全に使えば怖くない(まとめ)

以上、繰り返し書いてきた通り、キャッシング・カードローンなどのサービスは「安全に使えば、まったく怖くない」ものです。ポイントを整理すると、下のようになります。

  • 大手で借りる
  • 違法業者からは絶対に借りない
  • ギャンブル・投資・色恋での借金は厳禁
  • 返済で困ったら、専門家に相談する
  • ヤミ金から借りてしまった場合も、専門家に相談
  • 借り入れ前に、返済シミュレーションをする

これらのポイントを守って申し込み・利用していただけば、キャッシングはまったく問題なくスムーズに利用できるでしょう。最初に書いた通り、95%程度の人々は、返済の遅延などもほとんどなく、何事もなかったように完済して、通常の状態に戻るわけですから。

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