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事業資金を借り入れ可能なカードローンキャッシング一覧まとめ

お金に困った経営者

普通のカードローンだと、事業性資金は借入不可です。これは、消費者金融でも銀行カードローンでも同じです。

そうなると「銀行の事業者向けローンなど、審査が厳しい借入先しかないのか」…と思う人もいるかも知れません。しかし、消費者金融のビジネスローンもあり、これだと審査に申し込みやすくなっています。

ここでは、消費者金融のビジネスローンで特に人気があるプロミス・アコム・アイフルの商品を、おすすめ順に紹介していきます。

プロミス「自営者カードローン」が一番低金利で自由

消費者金融が提供する事業ローンの中で、一番おすすめなのが、プロミスの「自営者カードローン」です。なぜプロミスが一番おすすめなのか、理由やメリットを説明していきます。

下限金利「6.3%」は、圧倒的に安い

まず、プロミスの事業ローンの第一のメリットは「他の消費者金融より低金利である」ということ。これは、実際にそれぞれのビジネスローンの実質年率を一覧にしてみるとわかります。

  • プロミス…6.3%~17.8%
  • アコム…12.0%~18.0%
  • アイフル…6.0%~18.0%

まず上限金利(高い方の金利)は、プロミスの「17.8%」が一番安いというのがすぐわかるでしょう。下限金利(安い方の金利)については、一見アイフルがプロミスより低金利…というように見えます。

しかし、実はプロミス・アイフルのビジネスローンは「最高融資枠」に違いがあります。それぞれの最高借入限度額は、下のようになっているんですね。

  • プロミス…300万円
  • アイフル…500万円

キャッシングの知識がない人だと「それがどうしたのか?」と思うかもしれません。実は下限金利というのは、この「最高借入限度額」近くまで借りた時の適用金利なのです。つまり、アイフルのビジネスローンの「6.0%」という下限金利は、「500万円付近まで借りて、ようやく適用される」ということなのですね。

一方、プロミスの方は最高借入枠が「300万円」なので「300万円近くまで借りればOK」となるのです。それで「6.3%」と、アイフルの「6.0%」に肉薄しているわけですから、どう考えても「プロミスの下限金利の方が安い」と推測できるわけですね。

もちろん、実際の適用金利がどうなるかはケースバイケースなので、アイフル・プロミスそれぞれで借りてみないとわかりません。しかし、こうして単純に数字だけ見れば、「プロミスの事業ローンは、上限金利だけではなく、下限金利でも一番安い」ということがわかるでしょう。

(アコムの下限金利については語ってきませんでしたが、見ての通り、残念ながら「断然高金利」となっています)

事業費だけでなく、生活費にも使える

プロミスのビジネスローンは、低金利というメリットだけではありません。事業用だけではなく、借り手本人の生活費にも使えるというメリットがあるんですね。

これは特に個人事業主・自営業の方にとって大きいでしょう。業種にもよりますが、法人化していない自営業・個人事業主やフリーランスの方々は「コスト=自分の生活費」ということも、しばしばあるからです。

(特にコストがほとんどかからない、WEB系のフリーランスの方々などは、そうですね)

そうした方々にとっては、「事業性資金しか使えないビジネスローン」では、少々困るわけです。その点、プロミスの自営者カードローンであれば、「生活費も利用可能」なので、多くの個人事業主・会社経営者にとって、助かるサービスといえるはずです。

決算書類の提出も、1期分だけでOK

プロミスでもどこでも、事業者向けローンでお金を借りるには、当然「確定申告書などの決算書が必要」という条件になっています。そして、その「決算期」の数も、プロミスの自営者カードローンの場合は「1期分だけでOK」となっているんですね。

これはアコムも同じですが、アイフルだと2期分必要になることがあるという点で、アイフルよりプロミスの方が、提出書類に関して「申し込みやすい」ルールになっています。

もちろん、これはあくまで「提出書類が少なくて済む」「経営年数が短くても借りられる」というだけの話であって、「申し込みやすい=審査に申し込みやすい」という意味ではありません。

アコム「ビジネスサポートカードローン」は、利用用途が自由

続いて2番目におすすめなのが、アコムの「ビジネスサポートカードローン」です。先ほど金利面ではあまりメリットがないと書いたアコムの事業ローンですが、特に利用用途の面でメリットがあります。

生活費、事業費だけでなく、利用用途が「自由」

まず、アコムの事業ローンは「利用用途が、自由」となっているのが一番のメリット。プロミスの場合は「事業費・生活費」となっていますが、アイフルは「自由」なのですね。つまり、何に使ってもOKということです。

もちろん、常識的な資金使途としては、自営業・法人経営者の方々が利用するにしても、結局は生活費になる、ということが多いでしょう。また、資金使途自由と言っても、当然投資・ギャンブル・浪費などは利用不可なので、実際の所は、生活費以外にはほとんど「事業以外の使い道」はないかも知れません。

ただ、例外的に「教育資金」など、「事業費・生活費のどちらでもない」という使い道もあるはず。そうした場面では、アコムのビジネスローンの「資金使途に関するメリット」が大きくなると言えるでしょう。

金利はプロミスより高く、アイフルとはほぼ互角

これはメリットというより「特徴」ですが、金利面でプロミス・アイフルと比較すると、下のように言えます。

  • プロミス…アコムの方がやや高金利
  • アイフル…ほぼ互角

プロミスと比較して「やや高金利」というのは「上限金利が0.2%高い」「下限金利は2倍近く高い」という点にあります。「下限金利については、少しどころではない」と思われるかも知れませんが、下限金利はあくまで、(アコム・プロミスのビジネスローンの場合は)300万円程度まで借りて初めて適用される金利です。

実際には、事業性資金とはいっても「300万円まで借りられる人は、あまりいない」ので、この金利差はそれほど大きな意味を持たない…ということですね。

一方、アイフルとは「ほぼ互角」というのは、「上限金利が同じ18.0%」「下限金利は、比較が難しい」という点にあります。下限金利の比較が難しいのは、「アコム・アイフルともに、最高借入限度額が違う」からです。

  • アコム…300万円
  • アイフル…500万円

となっています。想像で計算すると、「300万円の時点で12.0%」のアコムより「500万円の時点で、6.0%」のアイフルの方が、下限金利が安い…とも考えられます。しかし、「最高限度額まで借りれば下限金利になると決まっているわけではない」ですし、仮にそれが決まっていても「途中の借入金額では、どんな適用金利になるかわからない」ということもあり、アコム・アイフルのビジネスローンのどちらが低金利か、というのは判断しにくいわけです。

そのため、ここでは「ほぼ互角」という表現にしました。

プロミス同様、確定申告書も1期分だけでOK

これはプロミスの時と同じですが、アコムのビジネスサポートカードローンでも「決算書や確定申告書の提出は、1期分だけでOK」という条件になっています。もちろん、その人のクレジットヒストリーなどによっては「2期分必要」となることもあり得ます。

ただ、基本的には1期分で借入可能という点で、アイフルよりも提出書類に関してハードルが低いということができるでしょう(別にアイフルがおすすめでないというわけではないのですが、あくまで比較として)。

アイフル「事業サポートプラン」

ここまで、プロミス・アコムとの比較で、何度か登場してきました。

  • 金利ではプロミスに勝てない
  • 利用用途が「事業性資金」に限定されている
  • 決算書が「2期分必要になる」ことが多い

という点で、少々アコム・プロミスのビジネスローンより不利…といえます。しかし、当然ながらアイフルの事業サポートプランで借りるメリットもあるので、それについて書いていきます。

最大「500万円まで」借りられる

まず、一番大きいメリットはこれです。ここまで書いた通り、アコム・プロミスの事業者向けローンは「300万円まで」という最高融資枠になっているのです。

しかし、アイフルのビジネスローンだったら「500万円まで借入可能」なのですね。そのため、特に高額の仕入れ資金などが必要…という方におすすめといえます。

アイフルの利用実績があれば、審査に申し込みやすい

次に、「すでにアイフルを利用している人」の場合、その返済実績によって、ビジネスローンでも審査に申し込みやすくなる、というメリットがあります。もちろんこれは、アコム・プロミスでも同様のことが言えるので、アイフルの事業ローンだけのメリット…というわけではありません。

しかし、たとえ「アイフルだけ」の利点でなかったとしても、すでにアイフルで借りている人にとっては、アイフルでのみ、このメリットが活きる」わけですから、これは「アイフルのビジネスローンを選ぶ理由になる」と言えるでしょう。

利用用途は完全に「事業性資金」のみ

これはメリットではなく注意点ですが、ここまで書いてきた通り、アイフルの事業サポートプランは、事業性資金でなければ融資不可という点に注意してください。もちろん、ビジネスローンである以上、本来それが当たり前なので、別にデメリット・短所と感じない人も多いかも知れませんが…。

事業性資金の借り入れ・まとめ

以上、これから事業で頑張る自営業・会社代表者の方々のための「事業性資金の借り入れ」についてまとめてきました。再度、ポイントを整理していきます。

事業性資金といっても、大抵の場合「生活費」も必要

先に書いた通り、事業性資金が必要な場面では、大抵「経営者・事業者本人の生活費」も必要なわけです。生活費は十分あるのに、事業性資金だけがない…という人はいないはずですからね。

そう考えると、「本当に役立つ事業ローン」というのは「生活費にも使える」という条件がついてくるわけですね。

だから、プロミス・アコムの方がアイフルより有利

そう考えると、ここまで比較してきた通り、事業性資金にしか使えないアイフルより、生活費に使えるアコム・プロミスの方が有利という結論になるのです。もちろん、生活費やその他の資金使途を許可するというのは「借り手の借り過ぎにつながる」という問題もあります。

その点では、アイフルの「事業性資金のみ」という利用用途の条件は「過剰融資を防ぐ」という点で、いい姿勢でしょう(別にプロミス・アコムがダメというわけではありませんが)。

というように、アイフルの利用用途に関するルールが悪いわけではないのですが、「使い勝手」を考えると、やはりアコム・プロミスが便利ということです。

決算書が2期分ある人は、他の申込者が少ない分、アイフルの方が有利

決算書に関して、アイフルは「条件が厳しい」ということを書いてきました。しかし、これは裏を返せばそれだけ申し込めない人・審査落ちする人が多いので、チャンスでもあるといえます。当然ですが、審査通過する他の借り手が少ないほど、自分が審査通過する確率は上がるわけですから。

ということで、「決算書2期分」など、アイフルの事業サポートプランの借入資格を満たせる方であれば、むしろアイフルの方が、アコム・プロミスの事業ローンより申し込みやすい…ということもいえます。

以上、これらのポイントをすべて考慮した上で、ご自身にとってベストのビジネスローンを選んでいただければと思います。

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