学生・フリーターキャッシングガイド

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学費が足りない。と困ったときにすぐに借りられるキャッシングサービス

学費・授業料が足りない

大学生や専門学校生、あるいは大学院生の方々だと「学費が足りないのでキャッシングしたい」ということもあるでしょう。そのような時、どのような借入先からお金を借りるべきか、解説していきます。

学生ローンより、大手の消費者金融で借りる

まず、学生のキャッシング先として、すぐに連想されるものの一つが、「学生専用ローン」。新幹線でも何でも、世間のサービスには「学割」というものがあるので、「学生専用ローンということは、普通のアコム・アイフルなどの消費者金融より、低金利で借りられるのでは?」と思うでしょう。

確かに「ごくわずかに低金利」という部分もあるのですが、基本的にこうした学生専用ローンで借りるよりも、プロミス・SMBCモビットなどの大手の消費者金融でキャッシングする方がおすすめです。その理由を説明します。

学生専用ローンの金利は、大手の消費者金融とほぼ同じ

学生専用ローンの金利(実質年率)は、基本的に大手の消費者金融とほとんど同じです。確かにアミーゴの「年率16.8%」など、大手の「18.0%」より、多少安い所はあります。

しかし、大手の消費者金融には「30日間無利息」というサービスがあるという点が重要。30日間無利息でキャッシングすると、最初の5ヶ月は銀行カードローンよりも低利息になるという、キャッシングの世界の「意外な鉄則」があります。

銀行カードローンの平均的な金利は「14.5%」ですが、それよりも5ヶ月間の間、30日間無利息の消費者金融の方が低利息になるわけです。

実際に、アミーゴの「16.8%」と、大手の消費者金融の「18.0%」が、どのくらいの利息差になるのか、計算してみましょう。たとえば「10万円を1年借りた」とすると、「年間の利息」は、それぞれ下のようになります。

  • アミーゴ…1万6800円
  • 大手の消費者金融…1万8000円

つまり、差額は「1200円」です。年間で1200円の利息差ということは、「月間で100円」しか違わないということですね。1年という長期間借りたとしても、わずかこれだけの利息差なのです。

一方「30日間無利息」になるとどうなるか。10万円を「1ヶ月」借りた場合の利息は、(無利息サービスなしの状態だと)それぞれ下のようになります。

  • アミーゴ…約1400円
  • 大手の消費者金融…約1500円

そして、「30日間無利息」ということは、最初の1ヶ月の利息がゼロになるので、初月だけ比較すると、下のようになるのです。

  • アミーゴ…約1400円
  • 大手の消費者金融…0円

という風に、「初月で、1400円の利息差がつく」わけですね。以後はアミーゴの方が「100円安い」ので、毎月100円ずつ追い上げていく…ということです。「1400円」の利息差を100円ずつ追いかけるので「14ヶ月で追いつく」ということですね。

14ヶ月ということは、1年2ヶ月の間、30日間無利息の消費者金融の方が低利息になる…ということです。「30日間無利息」というと「最初の1ヶ月だけ得する」かのようですが、その効果はこれだけ長期間にわたるんですね。

もちろん、もっと金利差が大きいなら短期間で追いつかれます。先に書いた「銀行カードローンなら5ヶ月」というものです。逆に言うと「銀行カードローンの金利でも、30日間無利息の前ではそのくらい弱い」ので、学生専用ローンが多少大手の消費者金融より低金利だったとしても、「実際の利子総額」では、かなわないのです。

(これは学生専用ローンを否定しているわけではなく、金融業という「資金力がものを言う世界」では、大手が有利なのは当然なのです)

学生ローンは、ATMが使えないので不便

もう一つ、学生専用ローンがおすすめできない理由があります。それは「ATMが利用できないので不便」ということ。大手の消費者金融なら、銀行・コンビニ・それぞれの消費者金融の専用ATMのすべてを使えるので、いつでもどこでも、思い立った時に借入・返済できるんですね。

もちろん、これが原因で「借りすぎる」ということもあります。しかし、逆に「返済もしやすい」ので、まじめに返済する意思がある人にとっては、断然大手の消費者金融の方がいいわけです。

審査スピードも、大手の方が断然早い

さらに大きな差といえるのが、審査と融資のスピード。大手の消費者金融では「最短20分」で審査できるようになっています。SMBCモビットも最短30分(申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります)、ノーローンも「最短20分」です。

(ただし、ノーローンはその分審査通過率が低いので、学生さんにはあまりおすすめできません。学生は信用度が低いので)

一方、学生専用ローンの場合はもっと長い時間がかかります。基本的に数時間はかかると思ってください。これは実際に私が学生時代に借りたことがあるので、よくわかります。(2009年の出来事なので、今は多少改善されたかも知れませんが)

学生専用ローンは、大手の消費者金融のように「ネット完結」とか「WEB完結」という審査システムが整備されていません。大規模なコンピューターを入れる資金力がないし、入れてもそれほど申し込みがないので、投資を回収できないんですね。

というわけで、昔ながらの「電話審査」をする所が多いです。電話口で年収・アルバイト・家族構成など、いろいろ聞かれるんですね。給料日とか、時給とか、場合によっては健康状態まで聞かれます(確かにこれは重要です)。

で、そのようにしっかり審査するのはもちろんいいことなのですが、「急ぎでお金を借りたい」という学生さんにとっては「間に合わない」というデメリット・短所もあります。もちろん、「急ぎでない」というのであれば、全然問題ありません。むしろ学生に対して安易な過剰融資をしないようにしているという点で、社会的に評価されていいでしょう。

何はともあれ、このように学生専用ローンというのは、大手の消費者金融と比較して「総合的に不便」だし「実は利息が高くなる」のです。(30日間無利息で借りられるプロミス・アコム・アイフルと比較した場合)

そのため、学費のためにキャッシングする場合でも、「学生専用」という言葉に惑わされず、普通の消費者金融のカードローンで借りた方がいい…というわけですね。

若年層がキャッシングするための条件は?

若年層がキャッシングするために必要な条件は、それほど多くありません。学生のキャッシングは、借入可能金額こそ10万円程度と少額ですが、審査に通ること自体は問題なくできるのです。(そもそも、若いと仕事も探しやすいですしね。それほど不利ではないのです)

以下、学生がお金を借りるために必要な要素について解説していきます。

20才以上で、アルバイト収入があること

まず「年齢が20才以上で、アルバイトをしている」ということ。これが鉄則です。少なくとも大手の銀行カードローン・消費者金融はすべてこのルールとなっています。中小の消費者金融などはまれに「未成年・10代でも借入可能」となっていることがありますが、そうしたキャッシング業者はむしろ危険なので、あまりおすすめできません。

(すべての業者さんが危険というわけではなく、まれに違法業者が混ざっている…ということです)

18才・19才(未成年)では借入不可

再度強調しますが、大学生であっても、18才・19才の方はキャッシングすることが出来ません。「消費者金融は大若年層でも借入可能です!」という文章を見ると、「自分も大学生だから借りられる」と思ってしまうかも知れませんが、一年生や二年生など、10代の方は借入不可ということです。

クレジットカードならキャッシングもできるが…

例外的な方法として、18才でも発行できるクレジットカードを作って、そのキャッシング機能を使うというやり方があります。あくまでキャッシング機能があって、しかもキャッシング枠をもらえたらという条件ですが、これだったら確かに、未成年・10代・20才未満の方々でもお金を借りることは可能です。

ただ、この方法だと「5万円~10万円」しか借りられません。それでも十分という方はそれでもいいですが、学費の足しにどのくらいなるか…というのは微妙な所です。(特に私立大学だと、半期だけでも50万円程度かかりますからね)

なお、クレジットカードは社会人の場合でも、基本的に「ショッピングが優先」です。そのため、キャッシング枠はもらえないか、もらえてもショッピング枠より少額となります。なので、学生さんのクレジットカードでも、キャッシング枠は10万円以上は、在学中は増額されない、というのが基本です。(ショッピング枠は30万円程度まで増枠されます)

キャッシング以外で資金調達をする方法

ここまでは、学費が足りない時にキャッシングで借りる…という選択肢について書いてきました。しかし「そもそも、キャッシング以外の方法もある」わけです。ここではそれらの選択肢・知識について書きます。

学費の支払いは、ある程度猶予してもらえる

まず一番重要なのは、「大学は、学費の支払いをある程度まで待ってくれる」ということ。大学も確かに「学校法人」という企業ではありますが、教育機関という、公的な面も持っています。なので、どうしても払えない理由があって、それを誠実に説明できる学生さんであれば、ある程度の時期まで、支払いを猶予してくれる…というのが普通です。

この点は大学によってルールの違いがありますし、その学生さんの素行や成績にもよります。(学校の成績など何の価値もないというのは私も同意見ですが、相手に信用してもらうためには「相手のルールに合わせる」ことが大事なので、学費の猶予でも、学校の成績は重要なのです)

ということで、どのくらいの期間猶予してもらえるかはわかりませんが、まずはこうした交渉をしてみてください。

生活費なら、大学から数万円の融資もある

これも大学によってルールの違いがありますが、ほとんどの大学は、生活費として緊急に必要な資金であれば、数万円程度融資してくれる…ということが多いです。それももちろん無利息です。

返済までの期間は、大体1ヶ月か2ヶ月です。借りられる金額は2万円~5万円程度とかなり少額なので、学費の足しにはなりません。ただ、学費の支払いに追われていて、生活費に困っているという学生さんは多いでしょう。そうした場面では、生活費の部分だけ、大学から借りることも可能…ということです。

学生なら、日払いのアルバイトはいくらでもある

そして、究極の解決法は「働いて稼ぐ」という当たり前の方法です。これは本当に重要なので、「はいはい」と思わずに聞いてください。

「虫歯治療より、歯磨きと食生活が重要」というのもそうですが、結局「事前にトラブルを防ぐ」というのが、人生のすべてで重要なのです。孫子の兵法でも「戦う前から勝つ」(外交や資金力によって)が鉄則ですし、野球の守備でも「最初から、打球が飛んで来る場所にいる」というのが理想です。

結局、お金は、借りるより稼ぐのが最重要なのですね。誰もがわかっていることですが「仕事は辛い」という思い込みがあったり(実際に辛い仕事も多いので)、これがなかなかできないのですが…。

何にしても、学生さんだったら特に、力仕事や売り場のコンパニオンのお仕事などで「日払い」のお給料をもらうことが可能です。私も学生時代に宅配便の仕分けの仕事で、毎日5000円をもらいながら、ピンチを乗り切ったことがあります。

もちろん学費は「50万円程度必要」ということもあるので、日払いのアルバイトだけでは追いつかない…という場面もあるでしょう。そうした時はキャッシングも必要なのですが、もし働いて稼いでも間に合う場面であれば、できるだけ働いて稼ぐことをおすすめします。

学費が払えない時のキャッシング・まとめ

以上、学費が払えない時の借り入れについてまとめてきました。簡単に結論を書くと「アコム・SMBCモビット・アイフルなどの大手の消費者金融で借りる」というのが、一番です。そして、学生専用ローンはここまで書いてきた通り、あまりおすすめできないので、どうしても大手の消費者金融で借りられない事情がある人だけにしましょう。

そして、できれば大学から学費の支払いを猶予してもらって、稼げる分は自分でできるだけ稼ぐことです。その上で足りない金額だけ、キャッシングを利用しましょう。

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