【徹底比較】銀行系カードローンの金利と審査基準!
カードローンの金利と審査は、基本的に「反比例」します。つまり、低金利だと審査が厳しくなり、高金利だと審査に申し込みやすくなるということですね。「あちらを立てれば、こちらが立たず」ではありませんが、キャッシングの世界でも「どちらかのメリットを選ぶ」という選択が必要になります。
消費者金融は高金利なので、審査に申し込みやすい
銀行カードローンより消費者金融の方が金利が高いということは、キャッシングに興味がない方でも大体わかるでしょう。金利が高いといっても、実際の利子総額で見ると実はそれほどの差はないのが事実ですが、何はともあれ、消費者金融の方が実質年率の数字が高いのは確かです。
そして、冒頭に書いた通りそのように高金利であれば、その分審査に申し込みやすくなります。なので、自分の信用度(クレジットスコア)に自信がない方の場合は、銀行カードローンよりも消費者金融でも申し込んだ方がいいというわけですね。
審査通過率は銀行の1.5倍~2倍
消費者金融の審査通過率は全体的に見て、大体銀行カードローンの1.5倍~2倍と言われています。銀行カードローンと一口に言っても、銀行により審査通過率が高い銀行カードローンもあるので、一概には言えません。あくまで全体的な平均値を比較すると…という話だと思って下さい。
高金利といっても、5ヶ月は銀行より低利息
当サイトではこの点はなども指摘しているので、複数記事を読んで下さった方なら、よく知っているでしょう。消費者金融の方が銀行カードローンよりも高金利というのは確かにそうなのですが、消費者金融には30日間無利息のサービスがあるので、最初の5ヶ月程度は銀行カードローンよりも低利息という、あまり知られていない事実があるのです。
30日間無利息ということは、最初の1ヶ月で利子総額の「リード」が生じるわけです。リードされた分を、無利息期間が終わった後に銀行カードローンが追い上げていくのですが、その追い上げが完了するまでに5ヶ月程度かかる…ということですね。
(これは、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」などの一般的な銀行カードローンと、アコム・アイフル・プロミスを比較した場合です)
というように、実は短期間のキャッシングであれば、金利・利息面を考慮しても、銀行カードローンより消費者金融の方がいいという比較結果が出るわけです。これはかなり意外だとは思いますが、事実なのですね。
急ぎでお金を借りたい時は、比較するまでもない
- 今日中にお金を借りたい
- 何が何でも、スピードキャッシングができないと困る
- 今すぐ現金が必要
というような切羽詰まった場面は、誰にでも一度や二度(あるいは三度・四度)はあるでしょう。このような急ぎでお金を借りたい場面では、銀行カードローンと消費者金融消費者金融、どちらで借りるかなど比較するまでもありません。明らかに消費者金融という結論が出ています。
これは別に消費者金融の宣伝でも何でもありません。急ぎで沖縄に行きたいうのであれば、飛行機しかないというのと、まったく同じ物理的な事実です。急ぎで沖縄に行く必要がある人に、まさか船旅を勧める人はいないでしょう。
消費者金融のように貸金業だと、あれこれ先入観が入り込んでしまいますが、本来、それぞれの目的に一番合ったサービスを勧めるのは当たり前なのですね。最近はネット上の「言論」が盛んなせいで、本当にいいものをおすすめした時でも「ステマ」などと知ったかぶりの批判をする人が増えていますが、本来「良いものを良いという」のは正義なのです。
(消費者金融が良いものかは置いておき、急ぎでお金が必要な人に、銀行カードローンよりも消費者金融をおすすめするというのは、当たり前のことなのです)
ここで「比較するまでもない」と書いているのはそういうことです。物理的な事実を書いているだけなので、理解していただけるかと思います。(私は、何かを勧める文章では、ひたすら事実だけを書いて、感情は一切交えるべきではないと考えています)
銀行カードローンで、審査に申し込みやすいのは?
ここまでは「銀行カードローンと比較すると、消費者金融は審査に申し込みやすい」ということを書いてきました。ここからは「銀行カードローンで、比較的審査に申し込みやすい借入先」について書いていきます。
ジャパンネット銀行のネットキャッシング
ジャパンネット銀行のカードローンは「ネットキャッシング」という商品名ですが、多くの消費者金融系と同じく「実質年率18.0%」という金利です。アイフル・SMBCモビットなどの大手の消費者金融もみんな「実質年率18.0%」なので、ジャパンネット銀行のカードローンも、大手の消費者金融と同じレベルの上限金利…というわけです。
もちろん、銀行カードローンである以上、審査基準はアコム・アイフルなどの消費者金融よりはジャパンネット銀行の方が厳しくなっています。しかし、上限金利が13.8%であるソニー銀行カードローンなどと比較すると、金融の原理的に、ジャパンネット銀行カードローンの方が審査に申し込みやすくなっているのは、間違いありません。
(金利が低いカードローンの方が、申込者が殺到しますからね。選べる立場になるわけです)
じぶん銀行カードローンも、比較的有利
じぶん銀行カードローンも、割と上限金利が高い銀行カードローンの一つです。17.5%ということで、プロミスの上限金利である「17.8%」にかなり近いです。
ジャパンネット銀行の「18.0%」よりは安いので、審査通過率はこの2つの銀行カードローンより、多少低くなると考えてください。(つまり、審査が厳しいということです)
しかし、それでも平均的な銀行カードローンの「14.5%」という実質年率に比べると、だいぶ高くなっているのは確かです。そのため、三菱UFJ銀行・バンクイックやみずほ銀行カードローンなどと比較した場合は、じぶん銀行カードローンの審査は、「やや申し込みやすい」と考えていいでしょう。
(特にauユーザーの場合は、審査で有利になると想定できるだけではなく、金利面でもau限定割が適用されて有利になります。)
「最初から借入不可」な職業・属性もある
カードローンの比較をする時、金利や審査通過率も確かに重要なのですが、自分の職業・属性が、そのキャッシングで借入資格に該当しているかどうかということもチェックが必要です。消費者金融でも銀行カードローンでも「学生は借入不可」とか「自分の収入がない女性はキャッシングできない」というようなルールが必ずあるからです。
消費者金融では、専業主婦が借入不可
これはキャッシングの知識がある人の間では「いろはのい」くらいの常識ですが、アコム・プロミスなどの大手の消費者金融では、自分の収入がない女性は借り入れが最初からできないようになっています。(過剰融資や破産を防ぐという、社会的な意味が大きいでしょう)
なので、もし専業主婦がキャッシングをしたいと考えたら、消費者金融と比較するまでもなく、銀行カードローンで借りる以外の選択肢がないんですね。もちろん銀行カードローンの方が金利は安いわけですし、提携コンビニATM・提携銀行ATMの手数料も無料になりやすいのでメリットは大きいのですが、一応そうした注意点もあるということです。
(知らずに消費者金融で申し込んで、無駄な時間を使わないように、ということですね)
学生は、銀行カードローンだと借りにくい
逆に銀行カードローンだと借りにくくなるのが、学生のキャッシングです。
- イオン銀行・カードローンBIG
- しずぎんカードローン
- 横浜銀行カードローン
これらの銀行カードローンは、ハッキリと「学生へのキャッシングは不可」と商品説明書に明記されていて、学生がお金を借りることは最初から不可能になっています。このように、銀行カードローンは消費者金融と比較して、全体的に学生がキャッシングしにくいシステムになっているわけですね。なので、学生がキャッシングの借入先を比較するのであれば、銀行カードローンよりも消費者金融を選んだ方がいいわけです。
その他の職業・属性はどこでもOK
家庭に入っている女性と若年層という職業・属性は少々独特ですが、その他の職業・属性の方々については、消費者金融・銀行カードローンのどちらで借りようとOKとなっています。あまり細かく比較する必要はありません。
パート・アルバイト・フリーターなどの非正規雇用の方々だと、審査に申し込みやすい消費者金融の方が有利…ということはあるかも知れません。しかし、勤続年数が長かったり、収入が多かったりすれば、銀行カードローンの審査でもアルバイト・パート・フリーターの方々は問題なく通るようになっています。
なので、これらの自分の収入がある職業・属性の方々については、申込資格という点では、銀行カードローンでも消費者金融でもどちらでもOK…と考えて下さい。
カードローンの金利・審査、まとめ
以上、カードローンの審査や審査について、具体的なキャッシングブランドの名前なども出しながら徹底比較をしてきました。最後に要点を再度整理していきましょう。
「申し込みの便利さ」か「低金利」の二者択一
詰まる所、カードローンの借入先の比較というのは、「低金利」で選ぶかそれとも「申し込みの便利さ」で選ぶか…という2通りの選択肢に絞られるというわけですね。何でも大体このような二者択一になるのですが、やはりキャッシングの世界でも同じということです。
低金利で審査に申し込みやすいという理想的な借入先はありません。金融の原理からしても、それはあり得ないからです。先にも少し触れましたが、金利が安くて審査に申し込みやすいなら、誰でもそこで申し込むわけです。そうしたら申込者が殺到して、融資できる資金はたちまちなくなるわけですね。
そうなったら、その後に申し込んで来た人は、融資を断るしかない―。そうなると審査が厳しいどころか「全員借入不可」となるわけです。
そうなることは金融の原理からしたら常識なので、低金利なソニー銀行・イオン銀行などの銀行カードローンは、最初から審査基準もある程度厳しくなっているわけですね。先にも書いた通り「あちらを立てれば、こちらが立たず」ということわざは、キャッシングの世界でもそのまま適用できるものなのです。
短期間のキャッシングなら、両立ができる
上に書いた通り、「低金利と申し込みの便利さ」の両立は、文武両道のように難しいものなのですが、実は両立するケースがあります。それが初回30日間無利息で借りられる消費者金融で借りて、短期間で返済するということです。
消費者金融なので、当然審査通過率は銀行カードローンよりも高くなっています。そして、これも先に書いた通り「30日間無利息でキャッシングしたら、最初の5ヶ月は銀行カードローンよりも利子総額が低くなる」という利点がありますから、この期間で完済してしまえば、利息の安さと審査の申し込みやすさという2つのメリットを、両立できるというわけです。
当たり前ですが、キャッシングというのは要は借金であり、借金をしたらできるだけ早く全額返済するというのが基本です。そうしたハッパを自分にかけるためにも、初回30日間無利息のアコム・アイフルなどの消費者金融で借りて、短期間の完済を目指す…と言うのもありかも知れません。