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カードローンの申し込みから融資までの流れ解説!複数申込みOK?

解りやすく解説

カードローンの申し込みから融資までの流れは、ネット申込みなら非常にシンプルです。以下、どのような流れでカードローンの審査に申し込めばいいのか、解説していきます。

カードローンの審査の流れ

カードローンの審査の流れは、簡単に書くと、ネット申込み→電話連絡→融資決定となります。電話連絡というのは2種類あります。

  • 本人の携帯への確認電話
  • 会社への在籍確認の電話

すべての銀行カードローン・消費者金融やクレジットカード会社がこのルールというわけではありませんが、ほとんどの場合はこの2種類の電話連絡だけはあります(ネット完結・WEB完結申込と書かれているカードローンだったとしても)。

電話連絡以外の審査の作業については、ネット申込みのフォームからすべての審査情報を送信しているので、その他の作業は業者・ブランド・銀行の側が、JICC・CIC・KSCなどの個人信用情報機関に、個人信用情報を照会することくらいです。

土曜日・日曜日・祝日・夜間だと、カード発行もある

同じネット申込みの審査でも、申し込んだ日時が土曜日・日曜日・祝日・夜間の場合には、最後に「ローンカードの発行をする」という流れが加わります。銀行預金の引き出しに使うキャッシュカードのようなものです。(あれのカードローン版です)

なぜ土曜日・日曜日・祝日・夜間だとローンカードの発行が必要になるのかというと、銀行振込ができないからです。こうした日時だと銀行が営業していないので、銀行振込による融資ができないというわけですね。

なので、ATMから直接借りる必要があるのですが、ATMを操作するためにはカードが必要なのです。銀行預金の操作の場合はキャッシュカード、キャッシングならローンカードが必要…ということですね。

なので、それをその日中に発行するため、消費者金融の無人契約機・自動契約機、銀行のローン契約機などに行って、カード発行をした後で、ATMから借り入れをするというわけです。

自動契約機の営業時間に注意

このように自動契約機・無人契約機やローン契約機でカード発行をする必要が出たら、これらの営業時間に注意する必要があります。仮にスピード審査に無事通過したとしても、カード発行が間に合わなかったら、その日中にお金を借りることはできないからです。

そのため、カード発行が必要な日時にスピード借入をしたいのであれば、「ローン契約機・無人契約機・自動契約機の営業時間も計算した上で、審査の申し込みをしないといけない」ということなのですね。つまり、通常よりかなり余裕を持って申し込まないといけないわけです。

たとえば東京・大阪・名古屋などの都市部に住んでいる人であれば、消費者金融のローン申込機や自動契約機はあちこちにあるでしょう。なので、それほどタイムロスもなくカード発行できるはずです。

しかし、特に田舎・郊外に住んでいる方々などは、無人契約機が遠い場所にあった場合、そこに移動しているうちに、自動契約機の営業時間が終わってしまう…ということもあり得るわけです。なので、かなり時間に余裕を持って審査の申し込みをするようにして下さい。

複数申し込みは可能?

キャッシングの審査の申し込みの流れの中で、他に気になる点があるとしたら、「複数の金融機関に同時に申し込んでいいのか」ということでしょう。これは一歩間違うと「多重申し込み」というマイナス行為と見なされて「申込みブラック」という軽度のブラックリストに入ってしまうこともあります。以下、キャッシングの審査の複数申し込みについて書いていきます。

連続の申し込みは2件まで

一度審査申込みした借入先で落ちたので、次の消費者金融などで連続で申し込む―。というのは、誰でもやりそうなことです。これは「2件目」まではいいのですが、3件目はNGとされています。

つまり消費者金融で2件連続で審査落ちしたらあきらめろということですね。銀行カードローンで落ちた後、消費者金融でも落ちたというのであれば、もう1件消費者金融を受けてもいいでしょう。しかし、消費者金融で二連続で審査落ちしたら、それ以上の申し込みはしない方が賢明です。

同時の申し込みは、2件でも危険

連続ではなくまったく同時に申し込みをする場合―。これはたとえ2件でも危険です。つまり、カードローン審査の申し込みは、必ず1件ずつということです。

これはたとえばをすると「自分に告白してきた異性が、同じ日に別の人にも告白していた」というのを想像すればわかるでしょう。誰でも怒るはずです。

恋愛とキャッシングの審査は違いますが、それでも「同時に申し込んでいるということは、あちらがいくら融資するかわからない」ということで、どの消費者金融でも銀行カードローンでも慎重になります。

これは当たり前ですね。本来30万円が精一杯の人に、両者が同時に30万円を融資してしまったら、この申込者は「返済能力の2倍」の借入残高をかかえてしまうわけですから。

というように、同時申込みというのは審査が極めて複雑かつ困難になるのです。また、そのような審査申込みをする人は、相当経済的に切羽詰まっていると考えられるので、その点でも警戒されます。経済的に余裕がない人は、返済の延滞・滞納も自然と置くなりますからね。業者・ブランド・銀行の側としては、管理コストがかかるので、あまり歓迎できないわけです。

2件の審査に落ちたら、半年はあきらめる

また連続申込みの話に戻りますが、もし消費者金融で2件連続で審査通過できなかったとしたら、それから半年は新規の借入審査に申し込むのをあきらめましょう。これは個人信用情報に、審査落ちの履歴が半年間記録されているからです。「審査落ち」と書かれているわけではありませんが、下のような記録を見れば「この人は審査に落ちた」ということがわかります。

  • 「山田花子」の個人信用情報を見る
  • 「アコム」が照会した形跡があった
  • ということは、山田花子さんはその日に「アコムで審査申込み」をした
  • しかし、その後のアコムでの借り入れの記録がない
  • ということは、山田花子さんは、アコムの審査に落ちた

このような流れで、その人が以前に別のカードローンで審査に落ちたということがわかるわけですね。この記録は半年間残されるので、その間は、いわゆる審査ブラック・申込みブラックというものに該当し、新規の借入審査は基本的に通らなくなります。そのため、2件連続でキャッシングの審査に落ちてしまったら、その後はしばらくおとなしくしているべき…ということです。

カードローンの審査の「電話連絡」について

続いて、キャッシングの審査での「電話連絡」について解説していきましょう。これは序盤で書いた通り「自分の携帯」と「職場」に対する2種類の電話連絡があります。職場の方の電話は「在籍確認」と呼ばれますが、まずはこの「在籍確認の電話」から説明していきましょう。

在籍確認の電話で職場バレすることはない

特に初めてキャッシングする人は、在籍確認の電話を受けたら、それが原因で職場の人々にキャッシングがバレる…という不安を抱いているかも知れません。しかし、これについては心配はまったく不要です。

たとえば電話口での名乗り方にしても「プロミスですが…」などとブランド名を名乗ることはなく「安田と申しますが、高田さんお見えですか」と言うように、ごくごく普通の用事のように自然にかけてくれます。

もちろん、飲食店などで働くパート・アルバイト・フリーターの方々などは「外部からの電話がかかって来ること自体がほぼない」ので、いくら普通の用事のように掛けてくれても、電話があった時点で職場バレにつながる…という心配もあるかも知れません。

しかし、これについてはクレジットカードの審査の在籍確認の電話と言っておけば大丈夫です。クレジットカードでも確かに在籍確認はしますし、ポイント目当てでクレジットカードを発行する方はよくいますから、別に新しく追加で発行した所で「ああ、お金に困っているんだな」などと思われることはありません。

自分の携帯への確認電話は、審査ではない

次にもう一つの電話連絡である「自分の携帯への確認電話」ですが、これはいわゆる「電話審査」とは違います。

  • 確かにその携帯電話が本人のものであるか
  • そもそも、本当につながる電話番号か(キャッシングの審査では、ここから疑う必要があります)
  • 今回の申し込みは、他人ではなくその人がしたものか

このようなことを確認するための電話なのですね。1つ目と3つ目については「同じでは?」と思われるかも知れませんが、違います。「山田様の携帯電話でお間違いないでしょうか」とたずねて「はい」と言われても、それだけではまだ、山田さんが自分で審査申込みをしたのかどうかはわからないからです。

なので、続けて「この度はありがとうございます。アイフルの田中と申します」というように、申し込みを確かにしたかどうかを確認するわけです。

こうして何重にも確認をすることで、いたずらや虚偽の申告・なりすましなどを防ぐわけですね。こうした確認をするための電話であって、収入などを審査するための電話ではないので、すぐに終わります。

カードローンの審査の流れ・まとめ

以上、カードローンの審査の流れについて、電話連絡の内容なども含めて説明してきました。その他の言及していなかった部分についても、最後に簡単に補足します。

身分証明書の送信について

当然ですが、キャッシングの審査では運転免許証・パスポート・保険証などの身分確認資料が必要になります。この送付は郵送でする必要はありません。ネット申込みの場合、パソコンならメール添付、スマートフォンなら写メで送信するというやり方で大丈夫です。

特にスマートフォンの場合はs,アプリの指示通りに申し込み手続きをするだけで、その流れの中で撮影して、そのまますぐに送信できるようになっています。ガラケーでの審査申込みよりも、遥かに楽になっています。

ネット審査ではなく、電話申し込みや郵送申し込みの場合は、郵送やFAXによって本人確認資料を送る必要があります。また、一つの消費者金融で50万円以上借りる場合や、他社も含めた借入総額が100万円を超えるケースなどは、収入確認資料の提出も必要になります。

この場合も、ネット完結審査ならメール添付で、その他の審査方法だったらFAXか郵送…という流れになります。

ネット審査と自動契約機の審査の融合

これは少々裏技のようなやり方ですが、下のような流れの審査申込みのやり方もあります。

  1. 最初にネットの申込みフォームから申し込む
  2. その後無人契約機に移動し、本審査はそちらでする

このやり方だと何がいいのかと言うと自動契約機での審査は、自宅で待機している申込者より優先されるため、早く審査が完了する可能性があるということです。(あくまでそういう口コミ・評判があるというだけですが)

「それなら最初からローン契約機に行けばいいのでは?」と思うかも知れません。確かにそれでもいいのですが、それだと審査情報の記入が非常に面倒なのです。手書きで書類に記入したり、タッチパネルを操作して入力したりする必要があります。

それよりは、パソコンなどでまとめてガンガンタイピングして、審査情報だけ先に送信した方が楽…ということです。そして、自動契約機が自宅の近くにあるのであれば、そのまますぐに移動して、続きの本審査を無人契約機ですればいい…というわけですね。

このようなやり方もあるのですが、これは相当自宅の近くに自動契約機がある人でなければ意味がないと考えて下さい。最近のキャッシングのネット審査は非常に早くなっていて、「最短30分」で完了します。遠い場所にローン契約機があると、そこに移動するまでの間に、もう審査が完了するわけです。

そのため、あくまでこの申込方法は「そういうやり方もある」程度の参考にしてみて下さい。

(本来書かなくてもいいような内容ですが、あちこちのキャッシングの情報サイトにかかれているので、一応注意書きをしておきました)

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